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さまよう刃

2009-10-21 22:38:55 | 映画2009
 カイジはどこだ?!

 少年法改正の是非を真っ向から取り組んだ東野圭吾作品。原作本の分厚さを見ると読む気も起きなかったのですが、ここまで単純なストーリーだとは思わなかった。中学生の娘を薬漬けで凌辱された上殺されてしまった長峰重樹(寺尾聡)が少年グループの一人の密告により、復讐すべく少年を探す・・・

 映画を観ていて真っ先に思い出すのが“光市母子殺害事件”。最近でも実名を記した単行本の出版差し止め問題によっておぞましい犯罪を思い出した人も多いであろうこの事件。未成年者(刑法での18歳未満)には更生の余地があるため極刑が下されにくいのですが、被害者家族を思うと世論は死刑判決を支持するようになった。そして世の人々は少年法の問題に加えて死刑制度の賛否という問題まで喚起させられ、この作品においても観客が様々な思いを巡らせる仕組みとなっている。

 単純明快なストーリーの上、メッセージ色があまりにも強い社会派作品のため、見るべきところは寺尾聡の演技力と彼の絶妙な心理描写くらいであろうか。寺尾聡が良すぎたため伊東四朗や竹野内豊が浮いているような気がしたせいもあるけど、残念なことに、脇の俳優たちの心理変化が読み取れないので、突如仇討ちを支援する側にまわる意味がわからなかったためです。

 単純な復讐劇だったら品位を疑うぞ!などと批判的な心と裏腹に、復讐を果たせるかどうかという緊迫の展開。ペンションの父娘にもう少し存在感があればよかったのにな・・

★★★・・

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6 コメント

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おひさしぶりです (MIYAUCHI)
2009-11-03 18:19:49
こんばんは。
お久しぶりです。
更新がないので心配していました。
タクシーの運転手さんになられていたのですね。大変なお仕事ですが体調に気をつけて頑張って下さい。

さてこの映画、原作の方が断然良かったと思います。東野氏の作品は映像化し難いのですが、容疑者Xに続き、この作品もやや期待外れでした。

ただ社会に警鐘を鳴らす意味では良かったかなと思います。「更正」この言葉は曲者で、そこまで保護する必要があるのかと思います。被害者(死者)には将来がないのですから、、、。
やはり悪い事をすれば罰せられなければ、世の中が壊れてしまうと思います。
考えさせられる (フィル)
2009-11-03 21:11:25
これは半年前に偶然原作を読みました…
読んでいてかなりへこみました

被害者家族が容疑者に変わってしまうなんとも
考えさせられる作品でした。
『何が正義なのか』そんなことを訴えているでしょうかね?
Unknown (アスクルアリーナ )
2009-12-08 09:51:01
東野圭吾作品なんですね。
東野圭吾作品好きで結構、本読むのでみてみたいなぁと思いました。
Unknown (自己破産)
2010-01-15 19:06:50
気にはなってたけど結局見てないなぁ…
Unknown (ブーツ)
2010-02-03 22:52:45
見てみようかな…
Unknown (ganyan)
2013-01-29 09:52:57
東野圭吾の同名のベストセラー小説の映画化。主演は『半落ち』、『博士の愛した数式』の寺尾聰。共演に竹野内豊、伊東四朗。監督・脚本は益子昌一。残虐な殺人を犯した少年たちを、被害者の父が復讐のために追いかける…少年犯罪と少年法というデリケートな問題を取り上...

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