「私を好きになることはあるまい」などと言われると、つい逆らってみたくなっちゃいます。
さすがに終盤の特殊メイクを見たら、好きとは言いづらいかもしれないけど、「全ての王は嫌いだ」などと体制批判する彼の破天荒ぶりは好きです。また、プロローグの独白によって、詩と酒と女に夢中であることがわかり、卑猥語を連発する内容に対する予防注射を打たれた気分になりました。
4 letter words の応酬。召使となったオールクックがリトル・クリスマスの代役なんかできるわけがない。フランス大使のために作った劇はハチャメチャ。しかし、ところどころに王政に対する風刺がいっぱい。くすくすと笑ってしまうシーンが多かったのです。これがDVD化されたときには吹替えの日本語をぜひ大阪弁でやってもらいたいと願うばかり・・・これからご覧になる方は脳内で大阪弁化してみるといいかもしれません。
本作では製作者、また国王チャールズ2世を演じているジョン・マルコヴィッチが舞台劇では主人公を演じていたらしい。彼がジョニー・デップと心が通じたのか、それともジョニーがマルコヴィッチの頭の中に通ずる“穴”を見つけたのかわからないけど、梅毒に冒されたジョンに投げかける言葉が2人の通じ合う心情を見事に表現していた。さらに序盤のシーンで、リチャード国王に対しどんな不謹慎で不遜なことを言ったのかを説明する場面では、ジョニー・デップがマルコヴィッチの声帯模写をしているとしか思えないほど似ていたのです。もしかすると2人は穴友達だったのかもしれません。
物語も後半になると、ちょっと意味不明な部分もあったりしましたが、エロチック・コメディとも思える内容から一転してシリアスな人間ドラマとなっていました。特に梅毒に冒されたジョニー・デップのメイクアップによって鬼気迫る形相と、内に秘めた国王への忠誠が甦る心理描写。愛した女性に対しては複雑な気持ちにさせられますが、ここは男女で評価が分かれるところでしょう。
女優ではサマンサ・モートンも良かったのですが、今年3度目のお目見えとなったロザムンド・パイクに20ギニー賭けます。
★★★★・
※多少言葉を変えてあります。
・公式
さすがに終盤の特殊メイクを見たら、好きとは言いづらいかもしれないけど、「全ての王は嫌いだ」などと体制批判する彼の破天荒ぶりは好きです。また、プロローグの独白によって、詩と酒と女に夢中であることがわかり、卑猥語を連発する内容に対する予防注射を打たれた気分になりました。
4 letter words の応酬。召使となったオールクックがリトル・クリスマスの代役なんかできるわけがない。フランス大使のために作った劇はハチャメチャ。しかし、ところどころに王政に対する風刺がいっぱい。くすくすと笑ってしまうシーンが多かったのです。これがDVD化されたときには吹替えの日本語をぜひ大阪弁でやってもらいたいと願うばかり・・・これからご覧になる方は脳内で大阪弁化してみるといいかもしれません。
本作では製作者、また国王チャールズ2世を演じているジョン・マルコヴィッチが舞台劇では主人公を演じていたらしい。彼がジョニー・デップと心が通じたのか、それともジョニーがマルコヴィッチの頭の中に通ずる“穴”を見つけたのかわからないけど、梅毒に冒されたジョンに投げかける言葉が2人の通じ合う心情を見事に表現していた。さらに序盤のシーンで、リチャード国王に対しどんな不謹慎で不遜なことを言ったのかを説明する場面では、ジョニー・デップがマルコヴィッチの声帯模写をしているとしか思えないほど似ていたのです。もしかすると2人は穴友達だったのかもしれません。
物語も後半になると、ちょっと意味不明な部分もあったりしましたが、エロチック・コメディとも思える内容から一転してシリアスな人間ドラマとなっていました。特に梅毒に冒されたジョニー・デップのメイクアップによって鬼気迫る形相と、内に秘めた国王への忠誠が甦る心理描写。愛した女性に対しては複雑な気持ちにさせられますが、ここは男女で評価が分かれるところでしょう。
女優ではサマンサ・モートンも良かったのですが、今年3度目のお目見えとなったロザムンド・パイクに20ギニー賭けます。
★★★★・
※多少言葉を変えてあります。
・公式
どうも、kossyです。
シンプルと言われるとドキっとしてしまいます(汗)
実は過去にいろいろあって、映画の写真を借用するのが怖いだけなんです・・・まぁ、映画ブログの中でも写真をほとんど使ってないのは珍しいですよね。
それと、テンプレデザインを3年以上変更していないんです・・・まぁ、これは単なる怠慢・・・(汗)
皆さまの温かいコメントのおかげでここまで続けられました。今後もよろしくお願いいたします!
早速に、私のブログへのコメント&TB
どうもありがとうございました。
ところで、kossykossyさんのブログは
シンプルでとてもカッコいいですね。
それに、凄い数のコメントとTBですね。
これからも先輩ブロガーとして
お世話になると思いますが、
どうぞよろしくお願いします。
この映画のジョニーの演技は素晴らしいですね。
特に梅毒と酒に侵された後半の演技には圧巻です。
そして、ストーリーも壮大なオペラのようで、
最後までテンションが高い、素晴らしい作品だと思いました。
また、共演のマルコビッチの国王も実にいい味を出していたし、
自分の意志を貫き通したサマンサ・モートン、
最後までジョンを愛し続けた妻役のロザムンド・パイクも
良かったですね。
ブログ歴2か月の初心者ですが、
これからも、どうぞよろしくお願いします。
なお、TBもお願いします。
ジョニー・デップも好きなんでしょうね~こんな風変わりの役も。
それとも人気が出すぎたために、ファンの数を減らそうとしたのか・・・(笑)
後半は可哀想でしたもんね・・・
でも、楽しめました。
前半と後半ではちょっと違う雰囲気でしたよね。
俺も好きですよ。とらねこ様の映画のチョイスや過激な内容など。「怪猫トルコ風呂」のTBなんて一人だけだし・・・(笑)
この映画は語れば語るほど変態チックな会話になりそうなので、やめて正解ですよ~(笑)
ということで、来年もビシバシとTBお願いいたします。
初めてコメントさせていただいたのは、『ブロークン・フラワーズ』のところでしたが、私の突然の話しかけにも、丁寧に応じていただいて、とっても嬉しかったです!
いつも、kossyさんの見方には、なるほどなあ。と思わせられてしまいます。
いつも、変テコなコメントしてすいません。
「kossyさんだったら、怒らないでいてくれる。」
なんて、自己中心的な愛を捧げています(なんだそれ)
とにかく、今年はお世話になりました。
ちょっと早いですが、挨拶させていただきました。
この映画のことちっとも言わなくてすみませ~ん
よいお年を!
とらねこより 愛をこめて
どうもありがとうございます。
俺の感想文って、短めにまとめようとしているので、適当なところにも詰込んでしまったります。そのためわけわからない文章も・・・・
あ、見にいっていいんですか?
じゃあ、私は、リチャード・コイルに15ギニー賭けます。
オールコックもいい味出してたと思うのです。
よろしければ、私のcuntも見に来てください。(エロ過ぎ? 笑)
う~む、真面目に評価してしまうとビビってしまうなんて、いやな世の中になったものです(笑)
マイノリティを扱う映画とか、政治・思想などを扱う映画とか、この映画のように卑猥語を扱う映画とか、ちょっと考えてしまうものなんですけど、やっぱり人の目も気になります。
俺はもう、開き直ってますので、どうでもいいんですけど、卑猥という世界だけの映画ではないはずです。
仮に卑猥語の部分を切り取ったら、かなりいい映画になるような気もするし・・・
テレビで放映されても、家族と一緒には見れないですね。
私もこの映画を真面目に評価してしまい、
日に日に青くなっていってます。
卑猥語も元が舞台なので気にならなかったし。
え?こんなもん?くらいだったし。
舞台だったらもっと激しかったんじゃないかな?
そして私もこの映画で笑いました。
とくにオール・コックくんには笑いました。
(あぁ専業主婦にこんな単語書かすなよ・・・。)
ただ舞台の脚本をわざわざ映画化したのですから
作品として完成してる部分もあるはずで
私はそういう部分を探しながら見たので
評価できたのかもしれません。
私は好きな作品でした。
悪ノリ好きなジョニー好み!
まさしくそんなキャラクターでしたね~
普通の役なんてやらないぞ!という俳優魂を見た思いです。
あぁ、20ギニーって日本円でいくらくらいなんでしょう。20万くらいなのかなぁ・・・
ロチェスタ-伯爵って、悪ノリ好きなジョニーの好きそうな人物でしたよね~。
冒頭の3行で出演を決めたのもいかにも・・って感じです。
ただ、ストーリーはちょっと解りにくいし、あれだけ卑猥語の連発じゃ一般受けはしないでしょうね。
私も、奥様役のロザムンドに20ギニーです。(笑)
ネタバレしたくてどうしようもないこともあります。そんなときは薄い字で書いたり、「ネタバレ有り」と書きますので、通常は大丈夫です。
たまにネタバレがあるんですけど、観てない人にはわからないようにするのが楽しいんです(笑)
>swallow tail様
俺も難しいとは思ったのですが、そういったときには無理して簡単に考えてしまいます。「この映画はそんなこと言ってるんじゃない」とお叱りの言葉をいただきそうでも、ギャグにしてしまう悪い癖があるのです(汗)
でも俳優の演技は関係ありませんよね~
ほんとに2人とも素晴らしい演技でした。
レディースデーでしたか・・・それも独特の雰囲気がありそうですね~
卑猥な雰囲気が漂い、かつ、スワロには難しい映画でした。
ロザムンドは素晴らしかったですね。
ジョニーの演技も迫真に迫っていましたが、
スワロはロザムンドの演技のほうが気に入りました。
この映画は観賞しているカップルの観察をするのも面白そうですね~
残念ながらレディースでイに行ってしまいました・・・
私にはこの映画の評論がでくなくて、考えあぐねた挙句、白旗を振りました。でも、よく観ていると評論になるんですね。関心しています。
これからも宜しくお願いします。ありがとうございました。 冨田弘嗣
おひさしぶりでございます。
この映画で引いてしまうのは、特にカップルで観にきた人たちだと思います。男からすれば、笑いたいけど女性の手前笑えない・・・カップルを観察してると、女性のほうが寝たフリをしてました(笑)(観察すんなよ・・・)
やっぱり俺の意見は少数派です・・・(汗)
ジョニ様ファンの私、行ってきました。
前口上がないと、確かにびっくり!だったかもしれません。^^;
しかし、あれだけ露骨な性表現の舞台を見ると、逆におかしくも感じました。
ただ、この映画はやはり一般的でないように感じます。
ジョニーファンはよしとしても、ふつ~の方は、嫌悪感感じるでしょうね。。。
期待もしていなかったけど、
全然違うほうで楽しんでしまいました・・・
マルコヴィッチの真似だけで、俺の笑い心を刺激されたようです。
どうでした?
ボクは少し期待はずれでした。
でもデップの迫真の演技には脱帽でした。
マルコヴィッチの物真似は最初のシーンだけだったかもしれません。1人でクスクス笑ってしまって、周りの人は意味がわからなかったかもしれません・・・
俺の評価の高さって、多分批判めいた部分と笑える部分によるものだと思います・・・それと後半のジョニー・デップの演技かなぁ~
笑えるんだと思って観れば、笑えますよ・・・
同じセリフのつっこみから入っていました
マルコヴィッチのマネ、、、
そういわれてみればそうでした、
みどころに加えれば良かったかな?
kossyさんの評価、なかなか高いんですね。
ワタシはイマイチだめでした。。。。
ドロドロの人間関係。
前半ではそれをコミカルに描くため、卑猥語が必要になったのかもしれませんね・・・
ジョニー・デップの演技やメイクアップはすごかったですけど、賞には全く絡んでいませんね~やっぱり卑猥すぎたのかなぁ・・・
ドロドロで結構凄まじいエロ描写でしたね・・・
ロザムンド・バイクはどこかで観た事あるな~と思ったら、「プライドと偏見」の長女でしたね。この作品の中で一番健康そうに見えました。
ジョニー・デップ・・・熱演でしたね。あそこまでやってくれるとは思ってもみなかったので、びっくりしました♪
評価しているけど、俺は変わった見方をしているのかもしれません。喜劇から悲劇への転換と、プロローグとエピローグの面白さとか・・・結局それほど感情移入できなかったのですが、作りが上手いな~って感じでした。
この作品は評価が二つに分かれると思っていました!
この時代のこの題材ですから・・・
ストーリーもそうですが、全体的に暗く観づらい場面もあるのですが、
監督の意志通りの作品になったのではないでしょうか・・・
私的には~ロチェスター症候群とでも言いましょうか~そんな感じです・・・
切なさがいつまでも残る作品だと思います!
『DOOM』は観なかったんでしたっけ?
連続して観ちゃうと、彼女はどんな役が一番ハマってるかを考えたりして、結構楽しいです。
『イン・アメリカ』って、かなりお母さんっぽかったですけど、ちょっと中性的な部分が好きかなぁ・・・
そういやロンゲは珍しかったですね・・・
>サザエ様
ご覧になったのですね!
前半、後半ではかなり雰囲気が違ってました。
笑える部分がなければ似たような雰囲気でしたけど・・・
さすがにジョニデのあのメイクアップだと笑うに笑えませんよね~
最後はよかったです。
俳優さんは、みなさん、すばらしい演技だったと思います。プロローグのジョンの言葉から、重たい作品なんだろうと思っていたら、始まると、そうでもなくジョークも交えて軽い運び&エロい運び。
が、終盤はかなり重かったですね。
でも、私はややセリフがわかりづらく、話の流れが『?』っていうところもありました。
耐え忍ぶ妻が気の毒ですが、最期は妻の元で亡くなってくれてよかったです。
私もこの人について
「007」でデビューしたときは単なる美人だったのになぁ・・「プライド・・・」の長女だったね(笑)
サマンサ・モートンは「イン・アメリカ」がよかったなぁ・・・って髪の毛の長い彼女を初めてみたかも(^^;
サマンサ・モートンはマイノリティ・リポートのイメージが強くて、いつも水槽に入ってるような気がしてなりません。
パイクさんの終盤の台詞はなんだか鬼気迫るものがあってよかったですね~すごかったぁ。
>女優ではサマンサ・モートンも良かったのですが、今年3度目のお目見えとなったロザムンド・パイクに20ギニー賭けます。
ロザムンド・パイク、彼女いいですよね! サマンサが出てきた頃の期待感を彼女にも覚えました^^
今年3本目ですからね~
やっぱり英国上流階級ものが似合ってる。
あばら骨は俺もチェックしました。
プライドのときはキーラを中心に見たために、かなりふくよかなような気もしたのですが・・・
やっぱり卑猥語がねぇ・・・翻訳した人の勇気に乾杯
あの肖像画を描かせているシーンでは胸元のあばら骨が気になりました。
「プライド~」の時もそうだったけど、こういうコスプレものの方が演技をカムフラージュできていいのかも(爆)
だって「ドゥーム」は表情がワンパターンでしたもの。
エロティックな映画は大好きだけど、ここまで直接的だと好みじゃなくなってきます。
なぜかこの映画、ひとりで笑ってしまいました。
まわりの観客は静かだったなぁ・・・
マルコヴィッチの声真似なんて、なかなかできませんよ。
ジョニデ嫌いの人が観たら、彼をますます嫌いになっちゃう映画なのかなぁ・・・(笑)
相変わらず面白さに磨きがかかってますね♪
kossyさんの予防注射的感想を読んでから見に行けば良かったかなぁ…
ジョニーデップファン以外にはあまり勧められませんね