「成人」ランナー“フル完走100回”ひで会長の日記

フルマラソン完走100回を達成! ランナー生活30周年、ランナーズマイスターのランニングクラブ会長マラソン日記

「成人ランナー」からみたロンドン五輪マラソン考察1 日本選手が世界に勝てない理由

2012年08月17日 | その他
最近、すっかりと富士登山記録ひっ筆に没頭している感がありますが…。(余談ですが、富士登山記事以降、ブログアクセス数がさらにすごいことになっております…)
私の本業(?、メイン趣味)はあくまで走歴20年の「成人」でありクラブ会長も務めるランニング・マラソンであり、そうですこの話題を避ける訳にはいきません。オリンピックマラソンです。以下、「成人ランナー」である私がみた見解となります。

結果はすでに周知のとおりですが、日本勢は男子・中本選手が6位入賞した以外が「惨敗」といえる結果でした。なぜ、日本選手は世界に勝てないのでしょうか? 当然、絶対的な記録面での実力差もあるにはあるのですが、それ以上に世界のトップランナーとの「器」が違うのですよね。要は現在の日本には「スーパースター」が不在なのです。

日本の選手もたとえば海外の記録の出やすいレースで記録を出すことはできるのですが、オリンピックや世界陸上といった「記録」より「勝負」が求められるレースにおいて精神力が非常に弱いのです。それでも特に女子では少し以前までは有森選手、高橋選手、野口選手といった「スーパースター」がいたため日本は強かったのですが、それ以降の選手、例えば土佐選手、赤羽選手、そして尾崎選手…、確かにタイム的な実力はトップクラスであるのですが前者3名との「器の差」が残念ながらあるのですよね…。このブログを読んでいる人でも前者3名と後者3名では明らかに前者3名のネームバリューの方が(メダリストであることからも)輝いていると思うのではないでしょうか?
まあ、これは日本選手に限らず、例えば女子世界記録保持者・ラドクリフ選手(英)にもいえ、彼女は一般レースでは世界記録も出す実力者なのに「勝負のレース」では全く実績を残せておりません。(それでも「世界記録保持者」という別の意味での世界一なのですが!)

この「器の差」が顕著にみられたのが3月の名古屋女子かと思います。確かにレースそのものは尾崎選手が数いる強豪を破って日本人1位とはなったのですが、残念ながらトップの海外選手との闘いを途中で諦めてしまっていました…。
それとは対照的だったのが「スーパースター」の野口選手。ブランクおよび年齢的な体力差はどうすることもできませんでしたが、途中トップ集団に大きく引き離されたにも関わらず脅威の精神力で一旦はトップ集団に追いついたのです! この精神力こそがスターの持つ「器」であると実感しましたね…。輝き度では遥かに野口選手が一番であったかと思います。

では、私個人的にどうしたら「スーパースターを育成できるのか?」については次回考察してみたいと思います。
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