前日は日本のマラソン選手がオリンピックや世界陸上で勝てなくなってしまったか? という視点で「スーパースター」の不在について述べたのですが、ではどうして「スーパースターが誕生しないのか?」という部分と個人的な選考案について「20年間競技マラソンも見てきた者」として述べてみたいと思います。
いまの代表選考方法では、主に国内の3大国際レース(男子では福岡、東京、びわ湖。女子は横浜、大阪、名古屋)にて「日本人1位」となることが前提であり、あとはいかに他のレースの「日本人1位」よりも速くゴールできるか?という目標となっていると思います。この場合、海外選手との勝負は「あまり」気にしなくてもよく、どちらかというと「自己の目標タイム重視」となってしまっていると感じてます。
要は現在の日本選手は「自己の記録で満足してしまう世界」、それはすなわち「市民ランナー」と同じ土俵に落ちてしまっているのですね。逆にいえば「市民ランナー的生活を過ごしている」(純粋な市民ランナーとは思いませんが…)川内選手でも国内のレースならば勝ててしまう時代になってしまったのだと思います。
あと、国際マラソンで「日本人1位」になること自体が(五輪出場の切符を手に入れる)「ゴール」となってしまっている感もあります。
では、どのようにオリンピックや世界陸上の選考を行えばよいのか?
私は選考方法の案としては
1.「選考会」は本番1年前の夏に「1本勝負」とする(日本の「夏の象徴の地」であり現行ではビッグレースの開催されていない広島あたりで開催が良いのでは…)ここで男女とも「代表3名+補欠」を決めて1年間かけて世界に勝てる「器」に強化する。選考基準も単に着順で決めるのはトップ選手のみとして、あとの「2名+補欠」は全体のレース内容を見て選考する。(つまり淡々と走って2位の選手より積極的に走って4位の選手の方が評価される場合がある)
2.福岡、東京、びわ湖は「選考会」への参加資格を得るためのレースとする。ここで「選考会出場資格タイム」を出した者が初めて選考会に出場できる。すなわち、国際マラソンがあくまで「日本代表切符」を手に入れる「ゴール」ではなく、始めて「選考資格」を得ることのできる「スタート」とする。
が良いのではないかと思っています。(ただし特例として前年の世界陸上で銅以上獲得した選手(入賞ではないです)は無条件に五輪代表とする)
こうすることで少なくとも2回は実戦での結果(タイムよりも内容)が求められるため選手の「力量」を育成させ、さらに選抜後に1年かけて国際マラソン等にも出場しながら本番を想定したトレーニングを積ませることで「勝てる」力を強化できるのではないかと思います。
なにはともあれ、今後、世界に勝負できる若き「スーパースター」の登場を期待したいですね!!
いまの代表選考方法では、主に国内の3大国際レース(男子では福岡、東京、びわ湖。女子は横浜、大阪、名古屋)にて「日本人1位」となることが前提であり、あとはいかに他のレースの「日本人1位」よりも速くゴールできるか?という目標となっていると思います。この場合、海外選手との勝負は「あまり」気にしなくてもよく、どちらかというと「自己の目標タイム重視」となってしまっていると感じてます。
要は現在の日本選手は「自己の記録で満足してしまう世界」、それはすなわち「市民ランナー」と同じ土俵に落ちてしまっているのですね。逆にいえば「市民ランナー的生活を過ごしている」(純粋な市民ランナーとは思いませんが…)川内選手でも国内のレースならば勝ててしまう時代になってしまったのだと思います。
あと、国際マラソンで「日本人1位」になること自体が(五輪出場の切符を手に入れる)「ゴール」となってしまっている感もあります。
では、どのようにオリンピックや世界陸上の選考を行えばよいのか?
私は選考方法の案としては
1.「選考会」は本番1年前の夏に「1本勝負」とする(日本の「夏の象徴の地」であり現行ではビッグレースの開催されていない広島あたりで開催が良いのでは…)ここで男女とも「代表3名+補欠」を決めて1年間かけて世界に勝てる「器」に強化する。選考基準も単に着順で決めるのはトップ選手のみとして、あとの「2名+補欠」は全体のレース内容を見て選考する。(つまり淡々と走って2位の選手より積極的に走って4位の選手の方が評価される場合がある)
2.福岡、東京、びわ湖は「選考会」への参加資格を得るためのレースとする。ここで「選考会出場資格タイム」を出した者が初めて選考会に出場できる。すなわち、国際マラソンがあくまで「日本代表切符」を手に入れる「ゴール」ではなく、始めて「選考資格」を得ることのできる「スタート」とする。
が良いのではないかと思っています。(ただし特例として前年の世界陸上で銅以上獲得した選手(入賞ではないです)は無条件に五輪代表とする)
こうすることで少なくとも2回は実戦での結果(タイムよりも内容)が求められるため選手の「力量」を育成させ、さらに選抜後に1年かけて国際マラソン等にも出場しながら本番を想定したトレーニングを積ませることで「勝てる」力を強化できるのではないかと思います。
なにはともあれ、今後、世界に勝負できる若き「スーパースター」の登場を期待したいですね!!
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