一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

リベンジ気分の横岳杣添尾根

2009年07月01日 | 南八ケ岳
6月7日に今年は花が早くてツクモグサ等が咲いているという情報を得て、横岳に登ったが、その時は未だ時期が早くてほとんど咲いていなかったのでリベンジと思って横岳杣添尾根を登ることにする。

前回は駐車地に最後の駐車だったので今回早めに行こうと思い、3時40分にはアパートを出発する。

海ノ口杣添尾根登山口の駐車地にはテントが2張あり、4台ほど駐車していた位だったので空きスペースに駐車し出発準備をする。

駐車地にテントを張っていた2組は共に若いグループで女性もいたようだが、ここは別荘地内でトイレも無いので一体どうしたのかなと思った。

5時から登りだし、時折休憩しながら快適に高度を上げていく。

前回は樹林帯の途中2300m位から残雪があって尾根筋を直登するルートをとったが、今回は3週間ほど経って残雪が随分無くなっており、尾根筋を巻く夏道を通り残雪も昨年と変わりないくらいになっていた。

最後のハイマツ帯の急登場所に出ると青空の下、存在感を示した赤岳が望め、三叉峰に登り詰めるまでにコイワカガミやキバナシャクナゲが随分咲いていて辛い登りを癒してくれた。

三叉峰の頂きに立つと雲海の上に穂高の山々と大キレットから伸びていく槍ヶ岳が確認出来た。

三叉峰周辺には一際目を引くオヤマノエンドやイワウメに混じり、ミヤマキンポウゲ、チョウノスケソウやチシマアマナが今を盛りと咲いていて、この日ここへ来れたことに悦びを感じた。

三叉峰からの展望や花を写真に撮ったりしながらお決まりの横岳山頂に移動した。
横岳山頂から硫黄岳方向には前回行ったので今回は三叉峰に戻り、赤岳方向の大下り手前まで行くことにした。

三叉峰に戻るまでの砂礫地にウルップソウも数株咲き出していて楽しませてくれた。

三叉峰から赤岳に下る手前の岩稜帯は去年も来たがお花畑が広がっている好ポイントで遅咲きのツクモグサも所々に数多く咲いていて、クリーム色の花弁を太陽に向けて開いていた。

丁度そのお花畑の反対側になる頂きに登り大休憩をとることにして、靴や靴下も脱いで開放感に浸りリラックスした。

カップ麺を食べながら赤岳や硫黄岳の展望を楽しみ昨年登った県界尾根や真教寺尾根、そして茅野側の文三郎尾根や地蔵尾根、阿弥陀岳に登る中岳尾根のそれぞれルートを目で追って確認した。

大休憩後、花を写真に収めたりしながらゆっくりと三叉峰に戻り、まだこれから登ってくる人達に挨拶を交わしながらハイマツ帯からぐんぐん高度を下げて、残雪に注意しながら進み、やがて樹林帯に入り長い杣添尾根を下り、やがて駐車地に到着した。

今日は天気も良くて花の良い時期に来れたことに感謝し充実感に浸ることが出来た。

帰路はいつものように八峰の湯に行き登ってきた杣添尾根や横岳の稜線を眺めながら露天風呂に浸かり、疲れと汗を流して帰った。
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