見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

三越鹿児島店閉店と『We Love 天文館』

2008年09月28日 18時50分44秒 | Weblog
三越鹿児島店が2009年5月で閉店が決まった。
アミュプラザやイオンの出店で空洞化が進む天文館に衝撃が走った。
今や天文館には映画館は無く、タワーレコード、ハーゲンダッツは撤退し、無印などもアミュプラザやイオンに移動するなど、多くのブランドが天文館から姿を消した。
さらに中年以上の者にとって天文館での待ち合わせ場所だった旧林田ホテル(通称リンデン)のザビエル90も消え、今度は三越までも消えるという。

昨夜はそんな天文館を活性化させようと2年前に立ち上がった『We Love 天文館』協議会の牧野専務とお会いした。
若者層のブランドがアミュプラザに流れ、空き店舗が増えたことへの危機感や、民間の駐車場と公共駐車場との問題、交通機関とのタイアップ企画など色々話が聞けた。
しかし、このような旧繁華街の空洞化は天文館だけの問題ではなく、全国的な問題になっているとか‥。そういえば、自分の加盟する通り会組織も会員不足で破綻寸前である。また地方の商店街も今や『シャター通り』と呼ばれる。
牧野さん曰く、『We Love 天文館』が発足して2年、山形屋と三越鹿児島店を巻き込んだ協賛セールの開催などや市電の無料化などの新しい試みも取り組んでいる最中での三越の撤退は痛いと言う。

我々、中年族にとって天文館は第二の生まれ故郷と言っても過言ではない。
映画を見て買い物し、食事も出来、酒も飲める。しかし学生時代に通ったディスコのあったビルもやコンパ会場となった割烹も今は無い。

アミュプラザやイオンにも魅力はあるが、県外資本は厳しくなった時の撤退は早いという。
今まで天文館との関係が希薄だった2大デパートも『We Love 天文館』のおかげで手を結んだと聞く。三越の撤退は仕方ないとして増床計画中の山形屋への期待はさらに深まるのではないか。また、『天文館に映画館を再び』という構想もあると聞く。
空洞化された繁華街の活動で『We Love 天文館』の動きが全国的に注目されていると聞く。
天文館再開発に情熱をかける『We Love 天文館』専務理事の牧野さんのお話を伺いながら、自分も一鹿児島人として何か出来ることはないかを考えてしまいました。