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見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

ケヤキのあるオーガニックレストラン『olmo coppia(オルモコッピア)』

2009年10月14日 23時05分45秒 | 美味しいモノ…熊本編
今回、阿蘇行きの目的のひとつである、大きなケヤキのあるオーガニックレストラン『olmo coppia(オルモコッピア)』です。

大きなケヤキの根っこに建つ148年前の蔵
周りを囲むolmoの畑
収穫したばかりの無農薬野菜……

こんなコピーを聞いちゃうと行かないわけには行きません。

上の写真は、お店の名前の由来の“一対のケヤキ”




とても148年経っているとは思えないほどのお店。
でも中に入ると時代を感じる柱や梁。


ひよこ豆のマクロビカレー
肉を一切使わず、大豆グルテンとひよこ豆、トマト、15種類以上のスパイスを使って作ったスパイシーなカレー。
びっくりするくらいスッキリでスパイシーなカレーです。


畑の野菜パスタ
季節の野菜をたっぷり使った日替わりパスタ。
今日は茄子とオクラ。






お店のディスプレイがとっても素敵なのです。


懐かしい刷りガラス。


左に黒く写っているのがケヤキの根っこ。
ケヤキに寄り添うように蔵が建っています。


olmo coppia (オルモコッピア)は国道から小路を少し入った民家と畑の中にあります。
蔵を改装したお店とお洒落な店内。
そして無農薬野菜中心の美味しい料理。
かなりハイレベルなお店。
リピート間違いなしでございます!


【olmo coppia(オルモコッピア)】
熊本県阿蘇市蔵原627-1
11:30~17:00
火曜日はお休み





“スィーツのまち”水俣

2009年09月08日 15時29分43秒 | 美味しいモノ…熊本編
水俣は鹿児島との県境にあり、鹿児島県人にとっては身近な熊本県です。
水俣といえば、みかん(デコポン)や八代海の魚が有名ですが、実は…
和菓子や洋菓子のお店が結構あって、“スィーツのまち”としても有名なんです。
しかも、「スィーツのまち水俣 食べあるきマップ」なるモノもあるんですねぇ~

「スィーツのまち水俣 食べあるきマップ」のHP
http://www.minamata-hiyori.jp/sweets.html

HPを開くと17店舗の詳細な記事が掲載されています。
「このマップは、水俣市職員有志でつくる「勝手にまちづくり委員会」のメンバーが、水俣の魅力発掘のためにボランティアで作成しました」
…と、注意書がありますが、勝手にリンク張ってイイのかな?




柳屋本舗
ココは以前、雑誌の取材で一度訪ねた和菓子屋さん。
「羊羹」と「もなか」の専門店です。
しかもお店の雰囲気が他には無いイイ味出しているんですよね。


お店と言ってもほとんど民家。
普通の家の玄関に羊羹のサンプルが置いてあり、壁に値段表…
人気商品の「美貴もなか」の姿も見えません。
レジ担当のおねぇーさんに欲しい商品と個数を伝えると後ろのおばちゃんが袋に入れてくれます。
お客さんは絶え間なく入って来て、ほとんどのお客さんが「美貴もなか」を注文します。


これが「美貴もなか」
ぎっしり詰まった粒あんは、あんこ好きにはたまらない逸品。
「美貴もなか」の美貴は、現在のご主人の先代(お母様)のお名前です。
先代は戦前から貴重品だった砂糖と小豆を手練りして羊羹を販売していたそうです。
2代目にその手練りの技が今日まで伝えられ、水俣の代表的なお菓子になっています。

【柳屋本舗】
水俣市陣内1-9-27 
0966-63-2239
8:30~18:00
無休




2軒目は洋菓子の『モンブランフジヤ』
お店に入ると店内を埋め尽くさんばかりのお菓子の種類とその数にビツクリ!
ココのお店は“天使シリーズ”が人気で、一番はチーズケーキの「天使のチーズ」。
他に「天使のプリン」や「天使のシュークリーム」などなど…


天使と悪魔の競演です。


これが人気の「天使のチーズ」
しっとりしてふんわりしており、口の中にチーズのうま味が広がります。
一口サイズも嬉しいです。

【モンブランフジヤ】
熊本県水俣市大黒町1-3-10
0966-63-1179
9:00~20:00
不定休



蜂楽饅頭 本店
鹿児島市の天文館にある蜂楽饅頭の本店です。
…というか、蜂楽饅頭の発祥の地が水俣だったとは…

養蜂家の先代が、蜂蜜を使ったお菓子として考案。
天然の蜂蜜と北海道産の小豆、そして保存料を一切入れないこだわり。
今では福岡・熊本・宮崎・鹿児島に16店舗を展開しています。

【蜂楽饅頭 本店】
水俣市旭町2-1-1 
0966-63-2673
8:30~18:30
火曜定休



※今回は3店舗だけの紹介ですが、水俣にはまだまだ美味しいスィーツあるようです。
 また、意外な発見もありそうなので、次回に持ち越しです。




天然酵母パン『むく工房』…熊本県芦北町

2009年09月07日 22時32分08秒 | 美味しいモノ…熊本編
先週の土曜日は義兄の住む出水に行ってきました。
普段は川内までの南九州自動車道を使い、1時間半で出水まで行けるのですが、今回はちょっと遠回りです。

鹿児島→人吉→球磨村→芦北→水俣→出水

いや、かなり遠回りです。

今回の“かなり遠回りコース”を選んだ目的は二つです。


まずは芦北のパン屋さん。

超自然派の天然酵母パンの『むく工房』です。
場所は、芦北の中心部佐敷と球磨川の中間の山の中。
『むく工房』の“むく”は純粋という意味。
国産小麦だけを使い、天然酵母で発酵、そして薪の窯。そして山の中。
これだけ聞いたら行くしかないでしょう。




お店は手作りのログハウス。
店内にはパンだけでなく自家製のお米も販売してます。
そして手作りの木工品。






天然酵母らしいちょっと固めのパンは噛めば噛むほど小麦の味が…。


空きスペースを利用してコーヒーも飲めます。
当然、オーガニックのコーヒーです。
まろやかな苦味を抑えた美味しいコーヒーでした。


『むく工房』はオープンして20年弱。
土日祝だけパンを焼き、他は農作業をされているとか。
パンに利用する小麦も将来は自家製100%を目指しているようで、とことん“自然”に拘ったパン屋さんです。



天然酵母パン『むく工房』HP








こだわりの石窯…亀のパン

2009年07月28日 13時34分34秒 | 美味しいモノ…熊本編
豪雨の中を阿蘇から高森町・山都町を回って帰ろうと車を走らせていたら高森町で亀のパンを発見。ここらじゃ有名なパン屋さんです。
お店に入ったのが既に4時過ぎだったのでほとんどパンは売り切れてました。
お店の陳列棚はほとんど空っぽ。奥にたくさんのパンが置いてありますが、それはホテルに納めるパン。フランスパンが美味しそうな色をしています。
残念だなァ~と思いながらも店内を見渡すとデッカイ石釜を発見。
興味津々で見ていたら、「ご主人が中で見てイイよ」…と。
ご主人に石窯の説明を受けながら写真を数枚。

以下、ご主人の説明
石窯はスペインから取り寄せた耐火煉瓦を使用。
初めは日本人の職人に造らせたのだが失敗、スペインから職人を呼び寄せて完成させた。
窯の温度は180度。温度を10度上げるのに1時間かかるが、一旦温度が上がれば下がりにくい。
遠赤外線の効果で外はこんがり、中はふっくらのパンが焼ける。
やっぱり、電気やガスとは違うんだよなぁ~

※ご主人が左手を置いているハンドルを回すと中のターンテーブルが回り、均一に火が通るようになってます。


かなりのこだわりのご主人のようです。
で、肝心のパンなんですが、残り少ないパンを3個ほど買って車の中で食べました。
“旨い!”
外はこんがりキツネ色で風味が凄くイイ、中もふっくら。
今度は午前中に行こ!


お店の入り口には薪、そして石窯の説明。
右下の黒板は既に消えてますが、おススメのパンとか書いてあるみたいです。


夕方近くで、大雨が降っているに次から次にお客さんが入ってきます。
やっぱり人気のパン屋さんです。


【亀のパン】
熊本県阿蘇郡高森町高森2195-10
定休日 水曜日





“水の美味しい所に美味しい豆腐あり“…木村豆腐店

2009年07月28日 06時42分17秒 | 美味しいモノ…熊本編
豆腐屋さん2軒目は阿蘇市坂梨にある木村豆腐店。
坂梨地区は江戸時代に参勤交代の宿場町として栄えた歴史ある町で、今なお当時の風情を残しています。
その宿場町坂梨で三代に渡って続く老舗のお豆腐屋さんが木村豆腐店です。
なめらかな舌触りの宿場豆腐はこのお店の1番人気。
柚子やわさび・くろごまを練り込んだ替り豆腐も美味しいです。
自分は黒ゴマ入りの豆腐が気に入りました。
そして珍しい豆乳のチーズケーキはぜひ一度は食べて欲しい逸品です。


この木村豆腐店は、家族経営のほのぼとした雰囲気のお店としてもちょっと有名。
写真は、今年高校を出たばかりの次男君。
しっかり豆腐職人って感じです。
高校1年生の三男君はレジを担当。
まだあどけなさが残る二人の息子さんの対応は評判通りでした。

ん!?
肝心の豆腐の写真が無い!?
豆腐数種類と豆腐チーズケーキや豆乳ムースを買って帰りましたが、全て写真を撮る前に完食してしまいました。
豆腐の写真は木村豆腐店のブログでどうそ。
豆腐料理のレシピが充実していますよ。
http://green.ap.teacup.com/asonotooofu/

【木村豆腐店】
熊本県阿蘇市一の宮町坂梨2415-2
TEL 0967-22-0372



“水の美味しい所に美味しい豆腐あり“…大塚豆腐の台所

2009年07月27日 10時25分33秒 | 美味しいモノ…熊本編
阿蘇は豊かな湧水と寒暖差の激しい気候なので農業も盛んです。
あの大観望から阿蘇の町を見下ろすと美しい田園風景が広がっております。

…ということは

豊かな水→穀物地帯→大豆→豆腐

そうです、阿蘇の豆腐は旨いんです。

南阿蘇から小国までの広い阿蘇地方には多くの豆腐屋さんがあります。
今回の阿蘇散策で訪ねた2軒の豆腐屋さんを紹介します。

大塚豆腐店は阿蘇神社から車で15分位の内牧温泉にあります。
お邪魔したのは、大塚豆腐店の経営する「大塚豆腐の台所」
メニューは豆腐御膳のみ。
お料理全部に大豆や豆腐が使われています。


豆腐御膳
まずは写真中央の豆乳から飲んでみました。
うん、旨い! 毎朝これを飲みたい!…と。
ご飯は、大豆・押麦・いりごま・玄米・キヌアの入った栄養たっぷりのご飯。
味噌汁は、豆腐・揚げ・湯葉が入っており、にがり水を使用。



ざる豆腐
阿蘇の水と阿蘇の大豆を使った大塚豆腐店渾身の豆腐です。
大豆の風味がしっかり残っております。


揚げたたての生揚げ。
通常の豆腐とは違った製法でつくる揚げ専用の豆腐を注文を受けてから揚げるそうです。
びっくりするぐらいの“モチモチ感”。


豆乳プリン。
豆乳の味が濃くもなく薄くもなく、甘さも控えめなプリン。


お店の入り口にも大塚豆腐店のこだわりが…

【大塚豆腐の台所】
熊本県阿蘇市小里792
TEL 0967-35-7888



郷土の家庭料理『ひまわり亭』…熊本県人吉市

2009年05月18日 08時04分04秒 | 美味しいモノ…熊本編
一人暮らしの高齢者にお弁当を届けるボランティアグループ「ひまわりグループ」のレストランです。
1990年ごろから始まった「ひまわりグループ」は、高齢者向けのお弁当や地域のイベントに参加するうちに「もっと生涯現役で生きがいとなることをやりたい」と一発奮起して会社を設立。
人吉の元気なおばちゃん達のレストランです。


看板メニューの『5月の御膳』
テーマは「血液サラサラメニューで元気!」
地元産のタマネギや豆類を使ったヘルシーなお料理です。
これに鮎の塩焼きを付けると2100円。
月ごとに料理の内容が変ります。


お店は球磨川沿い。
テラスでも食事できます。


築120年の古民家を再利用した店内。


ひまわり亭のモットーは“もったいない!”
①地域の財産は、「おばあちゃんの知恵・経験・技・財産」ということで高齢者雇用型。
②築120年の古民家を移築しての店作り。
③家で眠る食器や鍋、古い着物を使った再利用の座布団など。
④地消地消にこだわり、地元の農家が市場に出荷できない食材を無駄なく全てを使い切る。


http://www12.ocn.ne.jp/~sunhana/top.htm


手作りパンの店 『Sweet memory』…熊本県西原村

2009年02月17日 08時07分32秒 | 美味しいモノ…熊本編
南阿蘇へ行く途中に見つけた「手作りパンの店スィートメモリー」さん。
場所は、西原村の物産館「萌の里」から揺ヶ池神社の鳥居をくぐり抜け、狭い道を1.5km程進んだ森の中にあります。
1月2月は金土日だけの営業らしく、この日は土曜日なので運よく開いていました。
11時の開店前だったのですが、快く入れていただきました。
「体にも心にも優しいパン屋」というキャッチフレーズ通りの手作りのパンが置かれています。
ブタの顔のあんぱん・ハリネズミのチョコパン・ハート型の食パン…など等
食べるのがモッタイないような可愛らしいパンばかりです。
素材や水にも拘った優しいパン屋さんです。






西原村には「西原村自然・共生型商店街づくり事業」というのがあります。
自然に恵まれた西原村で個性あふれるお店を作ろう…こんな趣旨の事業です。


スィートメモリーさんに行く途中にもこんな看板が有りました。
今回は時間がなくて回れませんでしたが、西原村巡りも面白そうです。




持ち帰り田楽味噌…「高森田楽の里」(高森町)

2009年02月15日 09時20分56秒 | 美味しいモノ…熊本編
田楽保存会で食べた味噌が旨くて、「これは焼きおにぎりにすればきっと最高じゃん」と思い味噌のお持ち帰りを…。
ところが、田楽保存会の店内を見渡しても持ち帰りは無さそう。
仕方無いので、お土産店を併設している「高森田楽の里」へ。


こちら、『高森田楽の里』も藁葺き屋根でかなり風情のある田楽屋さん。
どちらかというと「高森田楽の里」がお客の入りは多いかな?観光バスが数台…
地元の人に聞けば、「高森田楽保存会」とは違う味噌(当たり前)と焼き方が違うようだ。「人それぞれ好みが違うので、食べ比べてみては」…と言われました。
でも、さすがに田楽の”はしご”は出来ないので、店内には入らずにお土産用に味噌を買って帰りました。


赤味噌が山椒入り(写真左)、白味噌が柚子入り(写真右)です。
まだ、焼きおにぎりは試してませんが、きゅうりのスティックや茄子の素揚げにも合いました。




『高森田楽保存会』…高森町

2009年02月12日 07時38分50秒 | 美味しいモノ…熊本編
鎌倉時代から続くという高森の伝統料理「田楽」です。
今回の目的のひとつがコレです。
高森町で田楽を食べるなら
「高森田楽村」「高森田楽の里」「高森田楽保存会」の3つの専門店が有名処です。
この3つのお店でどこにしようか迷った末に「高森田楽保存会」に決定。
理由は、一番古くて、3年モノの味噌を使っているらしいので………







築130年の古民家。
「田楽保存会」という名前は、先代が付けそうで先代の住む民家をそのままお店にしたとか…
座敷に上がると味噌の焼けた香ばしい香りが古民家に溢れています。



最初に出てきた揚げたての厚揚げ豆腐
生姜を乗せ醤油をかけていただきます。
熱いので、ふ~ふ~しながら…
これが~チョー旨いでのす! 高森は水がイイので豆腐も違うなぁ~


これがメインの田楽
豆腐・里芋・こんにゃく・ヤマメの塩焼き
たっぷりの味噌を付けて炭火で焼くのだが、炭にポタポタ落ちる味噌がもったいない…
お店の方に焼く具合を教えてもらいながら焼かないと失敗します。



そろそろ食べ頃です。
味噌が焼けて、中まで熱々になったら食べ頃です。(ちょっと下の方が焦げてしまった)
う~ん、実に旨い! じっくり寝かせた味噌の風味と程よい甘さと辛さ。
これは、焼酎に合うなぁ~



こちらは、阿蘇名物のだご汁ときび飯。
久しぶりにだご汁をいただきました。こちらの味噌は白味噌。



お店の窓からは根子岳と田園風景が望めます。
何とも落ち着く場所です。



お店の入り口には『晴耕雨読』の大きな文字が



丸一そば‥‥人吉

2008年10月03日 18時58分12秒 | 美味しいモノ…熊本編
人吉で旨い蕎麦と言ったら誰もが薦める丸一そばです。
創業100有余年の歴史ある老舗中の老舗です。
鹿児島枕崎のカツオ節と北海道産の昆布から取ったおだしは甘辛い九州人好みで、私は美味しくて全部飲み干しました。
蕎麦は球磨産の粉を使用し、色黒の細めんでかけでもざるでも合いそうです。
写真はここの人気メニューのかしわそば。地鶏の味がだしに出ててイケます。
メニューはそばとうどんのみ、どれも軽めなので蕎麦通の方ははかけとざるの2人前を平らげるそうです。
鹿児島も蕎麦の美味しいお店はたくさんありますが、ここ人吉の丸一そばも旨いです。