Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

サミュエル・スペンサーの謎?!<Samuel Spencer Beach Park>

2008年11月04日 | コハラコースト地区


ワイメアから19号線を西に向かって走り続け、
270号線との合流点から、
プウコホラ・ヘイアウ<Pu'ukohola Heiau>の先にある
スペンサー・ビーチ・パーク<Samuel M.Spencer Beach Park>へ。



訪れたのは、ややどんよりとした雲が空を覆う午後3時過ぎでした。

                      

ビーチには、
・ライフガードタワー
・屋根つきのパビリオン
・ピクニックテーブル
・バーベキューグリル
・トイレ/シャワー
・飲料水
・バスケット&バレーボールコート
などがあります。

ビーチ全体が穏やかな雰囲気で、
家族連れが安心して過ごせるビーチという印象でした。
実際、赤ちゃんを連れた若い夫婦も何組かいました。

ランチ持参で、一日のんびりと過ごすのもいいかもしれません。

そんな穏やかなビーチでちょっとしたハプニングが! 
シャワーの水を出したり止めたりと、ひとりで遊んでいた男の子が、
少し離れたところにいたもうひとりの男の子に、「こっちに来て。」と声を掛けました。
どうやら、ふたりは兄弟で、呼ばれたのは弟のようです。
弟が素直に近づいてくると、
兄は蛇口から出ている水を、いきなり掛けたのでした。
水を掛けられた弟はちょっと驚いたものの、
「やったなぁ~。」とばかりに、すぐに水を掛け返します。



はじめのうちは、
キャッキャッと笑い声を上げながら楽しそうに水をかけ合っていた兄弟。
しかし、
次第に興奮の度合いが増してお互い歯止めが利かなくなったのか、
痛いぐらいの勢いで執拗に水を掛け合い続けるうち、
「ふざけんなよ!」
「お前こそ、ふざけんなよ!」
そんな声が聞こえてきそうな争いとなり、
とうとう最後には掴み合いの喧嘩を始めてしまったのでした。
(兄弟喧嘩のよくあるパターンですね。)

どういう結末を迎えるのだろうかと見ていると、・・・やっぱり。
おもむろに母親らしきガッシリとした体型の女性が近づいてきて、
ふたりを一喝!
「あんたたち、いいかげんにしないと怒るよ!」
男の子たちは一瞬でしょんぼり。
「ほら、いつまでも遊んでないで、もう帰るよ!」
さっきまでの興奮が嘘のように吹き飛んでしまった兄弟は、
がっくりと肩を落とし、
言われるがまま、母親の後ろについてビーチから引き上げて行きました。
そのうしろ姿からは、
「さっきまで、あんなに楽しかったのに、何でこうなったんだろう?」
と、そんな声が聞こえてきそうでした。


さて、このビーチの名前の由来ですが

1875年、ワイメアで生まれたある男の子。
彼は名前をもらった叔父さんに育てられます。(養子?)
成長した彼は、1893年、The Kamehameha Schools 男子校を卒業。
その後、政府機関の数々の職に就いていきます。

そして、1924年49歳の時、
ハワイ郡長(現在の市長に相当)の選挙で当選し、
以来20年もの長きにわたってハワイ郡長を務めました

彼の名前は、サミュエル・Mahuka・スペンサー

つまり、長年ハワイ郡長だった彼を称えるために名付けられたのが、
サミュエル・スペンサー・ビーチ・パークだったのです。

もしかしたら、市長だったサミュエル・M・スペンサーの叔父さんが、
「カムエラの名前の元になったとも噂される郵便局長のサミュエル・スペンサーだったのでは?」
と思い、ちょっと調べてみたのですが分かりませんでした。
ご存知の方がいたら、教えてください。

Aloha a nui loa!



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