どうも、こんにちは。
2013年(平成25年)の京都・祇園祭の特集記事の第4回目です。
祇園祭のハイライトとも言われている「山鉾巡行」の様子をお届けします。
「祇園祭とは何か?」とか。
「山鉾巡行とは何か? 祇園祭の中でどんな意味を持つのか?」とか。
「そもそも祇園祭と、妖怪や怨霊などというどういう関係があるのか?」とか。
そういった疑問を持つ方は、シリーズ第291回で、妖怪絵師・研究家の葛城トオルの解説をお聞きください。
なお今回は、祇園祭の山鉾巡行の山鉾を全て撮影しましたので、その様子をお届けします。
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京都市の中心部・四条烏丸付近。
巡行開始は朝9時からと聞いてやってきたのですが、9時前には既に多くの山鉾が出発を待っており、平日昼間にも関わらず多くの観客であふれかえっていました。
今回、焼失より150年ぶりに復活したという船鉾も参加します。
こんな記念すべき年の山鉾巡行の日に、仕事の休みがとれたのは本当に幸運でした。
ただ、四条烏丸付近はあまりにも人が多すぎて、まともな写真が撮れそうにもなかったので、撮影ポイントを四条烏丸から河原町御池、河原町三条付近に変更しました。
京都市営地下鉄で「四条」駅から、「京都市役所前」駅まで、急ぎます。
幸い、山鉾巡行の第1番「長刀鉾」の姿をとらえることが出来ました。
2番目の「郭巨山」。
古代中国郭巨故事に基づく話ですが、私はこの話はあまり好きじゃないですね……。
3番目の「太子山」。
聖徳太子がテーマですね。
聖徳太子って、子供の姿で描かれることが多いそうですが、この山の人形もそのようですね。
何故、子供の姿で表現されるかと言いますと、「幼い頃から天才として知られていた」という理由が考えられますが……。
「鬼や怨霊としても恐れられていたから、子供の姿で描かれる」という説もあるようです。
そういえば、酒呑童子とか、茨木童子など、鬼の名を「○○童子」とすることも多いようですね。
そこから「聖徳太子暗殺説」とか、「聖徳太子=蘇我入鹿同一人物説」も囁かれているそうですが……。
この謎めいた人物については、機会があれ本シリーズでもとりあげたいと思います。
なお、この「太子山」の皆様は、巡行途中で何と、お茶を煎れられたりして(笑)。
4番目が「保昌山」。
シリーズ第46回でもとりあげたことのある山です。
源宛�C隼妖群Δ閥Δ法⊆鯑歹源劼覆匹竜瓦叛錣辰娠冤困任后」
しかしここで描かれているのは、自分よりひとまわりほど年上の女性にプレゼントするため花の枝を内裏から盗み出して追われているという、英雄にしては何とも情けないというか、人間くさい姿です(笑)。
5番目「函谷(かんこ)鉾」。
この鉾については、シリーズ前回で、葛城トオル氏から少し解説がありました。
6番目「山伏山」。
シリーズ第122回でもとりあげたことがあります。
7番目「綾傘鉾」。
8番目「蟷螂(とうろう)山」。
シリーズ第190回でもとりあげたことのある、からくりで動く蟷螂(かまきり)が人気の山です。
9番目「鶏鉾」。
これは、動画でご覧いただきます。
【動画】鶏鉾巡行 @ 2013年祇園祭・山鉾巡行
この鶏鉾、随分と西洋的な飾り付けが目をひきます。
10番目「油天神山」。
天神=菅原道真を祭った山ですから、機会があれば本シリーズでもじっくりとりあげたいですね。
11番目「伯牙山」。
この表情がなかなか凄いと思います。
中国・晋時代の琴の名手・伯牙が、友人の死を知って、悲しみに打ち震えながら、琴を打ち壊そうとしている様を表しているそうです。
12番目「占出山」。
神功皇后が、九州・肥前の川で鮎を釣って戦勝を占ったという伝説をモチーフに作られたそうです。
ところで、以前私は「鈴鹿山が、祇園の山鉾唯一の美女像」だとか言ったことがありますが、この「占出山」を観ますと、それは間違いだったようです。
今回はそれを訂正し、私の勉強不足を反省しなければなりませんね……。
13番目「月鉾」。
日本神話で、イザナミがアマテラス神、スサノオ神と共に生み出したというツクヨミ神の伝説をモチーフに作られた鉾だそうです。
この鉾は、動画でご覧いただきましょう。
記事が長くなってしまいましたので、今回はここまで。
まだまだ山鉾巡行は続きますので、続きは次回以降に。
それでは、また次回。
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
*京都・祇園祭のHP
http://www.gionmatsuri.jp/
*八坂神社のHP
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/index.html
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