京都の闇に魅せられて(新館)

白峯神宮左近の桜(2019年4月) @ 京都妖怪探訪(615)





(記事中の写真はクリックで拡大します。プライバシー保護等の為、人の顔部分に修正を加えていることがあります)


 どうも、こんにちは。
 今年(2019年、平成31年)の『霊場魔所の桜』シリーズの第3弾。
 シリーズ外記事を含めたら、今年6本目の桜の記事かな?
 シリーズ前回記事と同じく、崇徳上皇ゆかりの場所の桜を紹介します。
 崇徳上皇を祀る神社のひとつ、白峯神宮、左近の桜です。

 いつもの通り、交通アクセスから。
 京都の今出川堀川交差点の北東隅から東へ歩いてすぐ。
 京都市営バス「堀川今出川」停留所から歩いてすぐの場所に門が立っています。






 門をくぐりますと、舞殿の前に立つ「右近の橘」と「左近の桜」が。





 平安京内裏の正殿・紫宸殿(ししんでん)の前に植えられているのが「右近の橘」と「左近の桜」。
 シリーズ第437回で紹介した、皇族出身の門跡(もんぜき)が居た仁和寺御殿などにも、この2本1組の木が植えられていました。
 つまり、この2本の木が植えられているというのは「天皇、皇族が居る場所」であることを示しているのです。
 しかしここは、知る人ぞ知る。
 元皇族、しかも天皇・上皇にまでなっていながら、‘日本の大魔縁(大魔王)’と呼ばれる大怨霊となって恐れられ続けてきた人物が祀られている場所なのですが。
 「何故、崇徳上皇が‘日本の大魔縁’とも呼ばれる怨霊となってしまったのか」
 その悲劇的な理由やいきさつ等について詳細にご興味ある方は、シリーズ第6回記事などをご覧いただきたいと思います。
 本殿を礼拝した後、舞殿の桜を眺めます。











 おそらく全てに絶望して怨霊となり、長年に恐れられ続けてきてようやく天皇(皇族)と認められた。
 その象徴が、この美しい桜の木だと思ったら、何だかもの悲しいものが。

 ただ……。
 現在では、ここを訪れる大半の人も、この神社を「スポーツの神社」とか「観光スポットのひとつ」だとかいう認識しかなく、ここに祀られているのが哀しき祟り神だということを知らないのかな、という気もしてきます。
 だいぶ以前ですが、参拝していた修学旅行生を乗せていたらしいタクシーが、境内に乗り付けていたのを観て、「何と、畏れを知らないのか!?」とか驚いたことがありました。
 というのは、シリーズ第6回記事でも紹介しましたが、今でもこの神社の門の横には「皇族下馬下車(皇族は馬や車をおりなければならない)」という立て札があるからです。
 にも関わらず、堂々と境内へ車が入ってくるとは。
 「これも時代なのかな」とか、「これを容認するほど崇徳上皇も丸くなったのかな」などと苦笑してしまいましたが……。






 今回はここまで。
 また次回。




*白峯神宮へのアクセスはこちら



*白峯神宮のHP(アクセスもこちら)
http://shiraminejingu.or.jp/




*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ(新)
https://kyotoyokai.jp/



*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ(旧)
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm




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