京都の闇に魅せられて(新館)

異才・天野喜孝の世界に酔いしれる @ 『天野喜孝展~進化するファンタジー~』に行ってきました(前編)





 どうも、こんにちは。
 皆さんは、天野喜孝という人をご存知でしょうか。
 有名な画家・イラストレター、キャラクターデザイナーであり、舞台美術や衣装デザイン等も手がけるという人物です。
 天野氏の作品は、アニメや小説の挿絵、ゲームのキャラ・デザインやモンスターデザイン、イメージ・イラスト等、様々な場面で使われています。
 極めて耽美的・幻想的な、独特の画風は日本国内だけでなく、海外でも個展が開かれるほどの人気を集めています。
 そして、私のお気に入りの画家・イラストレターの一人でもあります。
 私のようなアニメやゲーム(特にファンタジーRPG)は、昔から天野氏の作品に馴染み、親しんできました。
 その天野氏の作品展が、この度(2016年4月23日~5月22日)に開催されると聞いて、この度訪れました。
 しかも何と、会場内で作品の写真撮影まで許可されるという、まさに夢のような話まで。
 私の拙い写真で、どこまで天野作品のすばらしさをお伝えできるか、という問題はありますが。
 今回は読者の皆様と共に、天野氏の生み出した美麗で楽しい幻想世界を堪能していきたいと思います。



 会場はグランフロント大阪
 JR大阪駅から歩いてすぐの場所です。









 会場に入ります。
 まずはタツノコプロ作品のコーナーです。
 








 天野氏はタツノコプロのアニメ作品のキャラクター・デザインもされていたのです。
 私も子供の頃、『ヤッターマン』など「タイムボカン」シリーズに夢中になっていたのを思い出します。
 天野作品には、本当に幼い頃から慣れ親しんできたのですね。


 これも昔読んだ、菊地秀行『吸血鬼ハンター“D”』のイラスト。





 菊池秀行作品には、天野氏の作品がよく似合うと思います。



 こういう、思わずどきっとするようなエロチックな作品も。






 田中芳樹『創竜伝』シリーズの挿絵、カバーイラストです。








 『創竜伝』という作品は、賛否や好き嫌いが分かれていたようですが、私は好きでしたね。
 何故か現在、第12巻で止まって居るのが惜しまれます。
 田中芳樹氏の作品にも、天野氏の挿絵が似合う作品が多いようですね。



 こんな可愛らしい「やさいのようせい」も。






 このあたりの作品は知らなかったです。









 『源氏物語』の六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)をテーマにした作品。
 耽美的・幻想的な中にも、何か混沌としたものを感じさせます。






 『鳥の歌』。天野氏最近の作品のでしょうか。







 驚いたのが、大きな金屏風に描かれた『風神と雷神』。











 これはまた、随分と艶っぽい風神と雷神ですね。
 もちろんこの作品は、俵屋宗達などが描いた『風神・雷神』を意識して描かれているのというのは、お気づきの方も多いと思います(ちなみに、その『風神・雷神』については、こちらの過去記事の末で触れています)。


 さて、天野作品とえいば。
 やはり、スクウェア社(現スクウェア・エニックス社)の代表作のひとつも言うべき、人気ゲームシリーズ『ファイナル・ファンタジー』シリーズ(通称「FFシリーズ」)のイラストと、キャラクター・モンスターのデザインです。
 これを抜きに天野氏の業績を語れないと思いますが。
 こちらは分量も多く、また記事もそこそこの長さになりましたので、それは次回、後編で紹介していきます。


 それでは今回はここまで。
 また次回。






*グランフロント大阪へのアクセス・周辺地図はこちら




*天野喜孝展のHP
http://www.narahaku.go.jp/index.html




*天野喜孝オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/amanoyoshitaka/





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