こめこめアップル・北海道

北海道のお米とりんごの話、それと魚とチーズの話。
せっかくだから観光情報と美味しいものの話も写真つきでご紹介。

小平(おびら)のタコ箱漁

2009年08月04日 | 魚の話・漁を見に行く
実は私、ここ数年間というもの海や畑に出かけて
せっせと写真を撮りためているんですよね。

自分で言うのもなんですが・・・
それがけっこうマニアックでおもしろいのですよぉ。

で、これはご披露しない手はないと思って。

まずは、小平(おびら)のタコ箱漁から。




小平は日本海に面した漁師町です。
札幌から留萌まで車で2時間半くらい。
日本海のきらきらの海を見ながら、すこぶる快適なドライブが出来ます。

留萌を過ぎてからさらに北上して、ややしばらく走ったところに

小平町の臼谷(うすや)漁港 があります。

ここは知る人ぞ知る、浜ゆでのタコの産地(?)です。
もちろん、最初から茹っているわけではなく




青~い青い日本海ぃぃぃ~~~♪

まずはタコ漁に出かけます。

夏はタコが産卵のため浅い海に上がってくるのでそこを狙って
ここ小平ではタコを仕掛けた箱で獲る「タコ箱漁」が盛んになります。





これがタコ箱。

タコといえば「蛸壺」と思われるでしょうが
このあたりは潮の流れもあり、海底に突起もあるので
焼き物の壷だと割れることが多くて困っていたそうです。

ある時、お正月のミカン箱(昔は木箱だったから)を代わりに使ってみたら
これがなかなか調子が良かったということで、
以来このあたりは壷漁から箱漁に変わったのだそうです。





箱の中には沈める為の錘が入ってます。





これは以前のタコ箱、木製です。
現在はこわれないのでプラスチックものが主流ですが
海水が上手く抜けるので木製の方が使い易いそうです。





前日に仕掛けておいたタコ箱をぐいぐい引き上げると




このようにタコがうにょにょ!!!





ミズダコです。

北海道ではマダコとも呼ばれていますが
瀬戸内海の名物、マダコとは違うタコです。

生で食べるのなら瀬戸内のタコがなんと言っても美味しいです。

が、ががが

茹でダコにして、あるいは唐揚げにして食べるのなら
この北海道日本海の夏ダコ「ミズダコ」が美味しいです。

それは、硬くならないからです。
瀬戸内海のマダコは熱を加えると、かなり硬くなります。
したがって沢山食べると顎が疲れてきますね。

このミズダコちゃんは、大きく切って唐揚げにしても
柔らかくおいし~く食べられます。

そして・・・。




なにより、この浜ゆでのタコが美味しい!

但し、美味しいのは夏のうち
秋から冬にかけては巨大なぷよぷよダコになり
私的にはイマイチだなぁと思うのであります。


・・・・・・・・・・<つづく>・・・・・・・・・・


最新の画像もっと見る