こめこめアップル・北海道

北海道のお米とりんごの話、それと魚とチーズの話。
せっかくだから観光情報と美味しいものの話も写真つきでご紹介。

ご飯対決!ゆめぴりかVS石狩

2009年08月14日 | お米のこと
夏休みをお過ごしの皆様
今日は何をしていますか?

このサイト、写真を綺麗に出したいものですから
ついついいい気になって、
高解像度でバンバン写真を入れていたのですが・・・。

見る人によっては重たくなるのかなぁと
ちょっと気になりました。

姉のところは回線がまだ「光」ではないのでそこで試してみたら
けっこうさくさく出たので、大丈夫なのかもしれませんが
今日からは少し容量を落とすことにしました。

で、今日は地味ぃなこの写真。





これは、この秋にいよいよ登場する
北海道期待のお米の新品種 「ゆめぴりか」

白くて、つやつや、ぴかぴか。





この稲がお米になると、こんなご飯になります。





一方、こちらは昔のお米 「石狩(いしかり)」


味や風味をお伝えできないのが残念ですが
お米の新種「ゆめぴりか」を作った上川農業試験場の方が説明するには


「北海道の気候で育つ米として、
最初に収穫を上げたのが“石狩”。
この米のせいで 『北海道の米は不味い。』 と言われ、
北海道の減反政策に拍車がかかってしまいました。
それからず~~~っと、試行錯誤を繰り返し
北海道のお米は食味、日本一になったんですよ。」



お米の香りもなく、ツヤも色も悪い「石狩」は
少し前の学食のご飯のよう。(今は美味しいでしょ?)

お話を聴いてから食べると、感慨もひとしお。

東京でね、北海道のお米のキャンペーンなんかするとね

「え~~~っ!北海道でお米なんか作れるの?美味しくないんでしょ?」

と、言う人がいるのですが

何をおっしゃいますやら。いつまでも昔のことを・・・。

今は北海道のお米が素晴しく美味しいのですわよ!




じゃん!

「ゆめぴりか」ぐんぐん伸びるの巻

2009年08月06日 | お米のこと
先日の記事で、予定より1週間ほど遅れて開花した
北海道期待のお米の新種「ゆめぴりか」ですが

7月30日の稲は こんな感じ





あれからわずか6日後の8月5日

稲はこんなに大きくなっていた!





お天気が回復した結果ですねぇ、太陽は偉大です。
生産者の今野さんもそれはもう、喜んでいました。

昨日(8月5日)は、久しぶりの30℃越えの晴天。
もしかしたら、今年初めての30℃越えかも知れません!!
空も青いし、太陽の光はさんさんと降りそそぐしで

お米の花も、もう満開。





ほらね!満開。





なにやら、緑だらけのページになりましたが
8月の田んぼは美しく、緑色にかがやいていましたとさ。

そうそう、稲も大きくなったけれど





タニシも大きくなってました・・・。





「ゆめぴりか」の誕生を記念して千野米穀店が企画した、
「ゆめぴりかの里を訪ねてツアー」のひとコマでした。

千野米穀店は札幌の、ただ者ではないお米屋さんです。
ここのお米は、文句なしに美味しい。
それは、人の何倍も努力しているからです。

努力すれば「お米」も美味しくなると言う事ですね。

田んぼ DE 旭山動物園ー補足

2009年08月03日 | お米のこと
先週の この記事

地図がないからどこがどこやらわからんもんね!

とのお言葉をいただきました。
スイマセン

なので、今日は補足で地図をば公開しておきますね。

田んぼアートの場所はここです。





JR旭川駅を基点としていますが、車がないとここへは行けません。

で、広~い北海道。
車で行く場合のおおよその目安。





はい、このあたりです。
札幌からは高速で1時間半~2時間。
一般道で3時間くらいでしょうか。
日帰り出来ます。

【住所】
北海道旭川市東鷹栖7線18号

JAたいせつ「田んぼアート」HP

「ゆめぴりか」の花、咲きました

2009年08月01日 | お米のこと
“こめこめアップル”なのに、お米の話題がないじゃないの!

と、言われそうなので、大好評「旭山動物園シリーズ」は、
ちょいとお休みさせていただいて・・・。


8月に入り、この2、3日やっと太陽が顔を出すようになりました。

上川地方(北海道の真ん中当たり、米どころです。)の田んぼは
今、こんな感じです。





田んぼの水抜きも始まりました。





田んぼはこのように





田んぼの中ではカエルちゃ~んだの、たにしさぁ~んだのが
何やら焦って、はねたりもぐったりとお忙しそう。





太陽に照らされて、お米の花がやっと咲き始めました。
例年より1週間ほど遅れたそうです。
矢印のところが「お米の花」。




これは今年から販売を開始する、

北海道期待の新品種「ゆめぴりか」の花です。


で、この指は「ゆめぴりか」を、とても美味しく作る
“今野さん”という米作り名人の指ですよ。

お米の花の開花はたった2時間。
ほんの少しの風で受粉できるので10分もあれば
お米として実る準備は完了しているそうです。

お米の花はよ~く見ないと分かりません。
パカッと割れているのがお米の花で、受粉が終わると閉じてしまいます。

「ゆめぴりか」「ゆめぴりか」・・・この名前、憶えておきましょうね!
「ゆめぴりか」ですよ。

写真は7月30日に撮影しました。

田んぼ DE 旭山動物園

2009年07月31日 | お米のこと
旭山動物園シリーズを書き出してから
「旭山動物園」のキーワードに反応しているらしく
そのページのアクセスがぐぐっとあがる傾向があります。

なるほど。。。夏休みですし。。。

で、姑息にもそれを利用したわけではなくてですね
昨日、こんなものを発見しましたよ。





旭川は北海道の上川地方に属しているのですが
旭川近郊の広大な上川盆地は、今こんな感じです。
久しぶりに空も青く、こころなしか田んぼも青々としてきたような。

左上、奥にうっすらと見えているのが大雪山旭岳(たいせつざんあさひだけ)です。





そこに現れた、まだらの黒い稲・・・。
あまりの雨で、稲の病気が発生か!!





あっっ、こっちにも、あっちにも、むこうにもっっっ。


と、そこには、イントレを組んだおしゃれな展望台が。





展望台の階段を一段階上がると




さっきの田んぼは、 こんな感じ





もう1段階あがると こんな感じ




てっぺんから見ると こんな感じ





こんな感じ





こんな感じ




全貌はこんな風になっていますが、大きさに対して展望台が低いので
残念ながら全貌を見ることは(写すことも)できないのです。
これはJAたいせつ青年部を中心としたプロジェクトが
毎年行っている「JAたいせつ田んぼアート」でした。

黒い稲は実を食べる品種ではなくて、
田んぼの目印に植えたりするものだそうです。

モチーフはもちろん、旭川が誇る大人気動物園
「旭山動物園」であります。
ここから車で20~30分くらいで行けると思います。

地図はこちら

田んぼの生き物たち

2009年07月13日 | お米のこと
田んぼの生き物調査をしてきました。

場所は無農薬有機栽培でお米を作っている

北竜(ほくりゅう)町のナチュラルファーム黄倉(おうくら)。

黄倉さんのところは2代に渡ってお米の有機栽培に挑戦。
お父さんは北海道におけるお米の有機栽培のパイオニアです。




ナチュラルファーム黄倉には今年の春
仕事仲間が主催しているアースカフェというイベントで
田植えの時期に一度お尋ねしました。

お手伝い班として参加していたので
お昼ごはん用の元気の良い大量のほうれん草を洗っているうちに
残念ながらイベント用の田植えスペースは終了してしまい
あのぬちょっとした、とろとろの泥に入ることは出来ませんでした。

なので今回はそのリベンジということで
お子達や親子連れに混じって参加いたしました。
えーと、一緒に参加した仕事仲間と「ご夫婦」に
間違われたりしながらですね。。。





ここがナチュラルファーム黄倉の田んぼ。

田んぼの中は何と言いますか・・・ちょうど泥パックのような感じです。

毎日ハダシで入って作業していると
足が荒れてくるけれど、少し入った程度であれば
逆につるつるになるそうです。

そうそう、たしかに実感しました。

やっぱり、泥パックと同じ効果が・・・。
この時期は泥も暖かくて、なかなか心地も良くて。


さてさて、生き物調査です。


指導してくださる先生は(株)アレフからいらしてくださいました。
(株)アレフは環境問題に果敢にトライしながら
安くて美味しいハンバーグを提供している
ファミリーレストラン“びっくりドンキー”を経営している会社です。
(宗教法人のアーレフと間違えないように)






このようにして、水の上にいる昆虫やクモを採集し
水中にいる生き物を採集します。





田んぼを対角線に切った中央、中央から角までの間の真ん中の
それぞれのポイントから田んぼの泥を採取し目の細かい網に入れます。
泥だけを用水路で洗い流すと、ワラなどに混じって生き物が残ります。

それを水に入れたバットに少しずついれて
写真のようにみんなで数えます。




泥の中にいたのは小さな貝や、小さな糸ミミズ、ユスリカの幼虫など
それらはこの写真のなかにちゃんといます。

田んぼの中に貝がいるなんて!!


泥の上にいたのはもう少し大きな巻貝やゲンゴロウ
この季節なので、間もなく羽化してトンボになるヤゴ
アメンボやクモ、蝶などです。
蛍の餌になる貝もありましたよ。



田んぼに生き物がいるから、泥がとろとろになって
良い田んぼになるのですねぇ。

この日、天気が良くて暑くて、調査は結構しっかりやっていたのですが
お子達は最後の座学まで、しっかり参加していたので
まったくもう、本当にエライなぁと感心してしまいました。

ずぅっと集中していたということは、楽しかったってことでしょうね。



軟弱モノの私は久しぶりに一日太陽を浴びて、
その日の夜は8時に寝てしまいました・・・とさ。

とほほ。。。

北竜町について詳しくはこちら