この季節、川のある海のそばに住んでいるならば
どこの家でも普通に作るもの、それは
いくらのお醤油漬けです。
以前、東京で仕事をしていた時、暴れん坊の若者達がいて
どうしても心がつかめず困り果てていたとき
釧路の母からこれを山のように送ってもらい、みんなでいくら丼にして食べ
あまりの美味しさに、心を開いてくれたことがあります。
美味しいっていいことです。
美味しくて怒る人はいませんからね。
さて、そのいくら丼の元、いくらの醤油漬けの作り方です。
・・・いくら醤油漬けの作り方・・・
【 材料 】
生筋子(なますじこ)
※鮭の卵です。生は生です。味の付いていないもの。
塩漬けの筋子や塩漬けのいくらでは出来ません。
醤油
お酒
味醂(これはお好み)
【 作り方 】
生筋子は鮭ひとはらに2房入っています。
1房づつ塩水でさっと洗い、ボールにお湯を入れさっとくぐらせます。
お湯につけると、外側の薄皮が切れて剥け易くなります。
上の写真のような感じ。
皮が良く切れている方を下にして、魚焼き網の上で優しくこしこしと
卵が下に落ちるようにします。卵を壊さないように。
網から落ちた卵はこんな↑感じ。
のこった筋を綺麗に取ると、ぴかぴかのいくらになります。
これを塩で漬けたのが、一般的な塩いくらです。
今日は醤油漬けなので、ぴかぴかの塩なしいくらに
お醤油、お酒、味醂などをどぼどぼ入れます。
目安は筋子200gに対して
醤油大さじ2、酒大さじ1、みりん小さじ1くらいです。
みりんはお好みで入れなくても良いかと。
私の家の醤油漬けは、さらに湯冷ましなどを入れるので
このようにどぼどぼになります。
冷蔵庫で最低でも1時間は寝かせます。
だいたいひと晩は寝かせた方が美味しくなります。
あんなにどぼどぼだったのが、こんなにパンパンになります。
保存は冷蔵庫で、2~3日のうちにお召し上がりください。
冷凍も出来ます。
いくら丼は温かいご飯にこれをスプーンで汁ごと
わしっわしっと思い切りかけて食べます。
朝ごはんの時から食べます。
おにぎりの具にもなります。
ものすごく美味しいですよ。