8月もお盆が過ぎると北海道は一気に秋。
去年までは、いつまでもぐずぐずと暑かったけれど
今年はもううろこ雲が出る始末、夏が短すぎ。。。
さぁ!秋だ!
秋といえば『秋刀魚(さんま)』だね!
ぷりっぷりの釧路の秋刀魚だね!
今年は豊漁だよ!
「秋刀魚」は一年を通してスーパーに売られているけれど
あれは冷凍の「サンマ」でしょ?
この秋刀魚はそんなサンマとさんまが違いますよ。
↓ここを見てくださいねぇ。
美味しい秋の秋刀魚を見分けるポイントは
①目が澄んでいる
②体の銀色がつやつやぴかぴか
③口のとがったところと尻尾の付け根が黄色っぽい
④背中がもっこりしている
⑤ピンとして硬い
以上、5点。
特に③と④は脂ののった秋刀魚の証拠。
この時期、海の近くにある北海道の回転寿司屋では
秋刀魚にぎりがどどっと出てきます。
これが安くて旨くて新鮮で
この秋刀魚寿司を食べるためだけに行っても損はしません。
それほどに旨い!旨い!本当に旨い!!
わさびではなく、すりおろし生姜をのせて食べるのですよ。
注)回転寿司屋は安いけれど、普通の寿司屋はけっこう高いかもです。
秋刀魚を採りに行く「秋刀魚船」です。
秋刀魚はプランクトンしか食べません。
夜、集魚灯で海を照らすとプランクトンが集まってきます。
そのプランクトンを食べようと秋刀魚が集まってきたところを
えいやっと獲る、「秋刀魚棒受網漁業」の船です。
釧路・根室の秋刀魚が美味しいのはね。
わけがあるからですよ。
秋刀魚はずっと北国で泳いでいるのでは有りません。
南の小笠原諸島あたりで生活してた秋刀魚は
春の終わりころから黒潮の流れに乗って、どんどん北上してきます。
この間、餌をたっぷり食べ丸々と太ります。
さんざん太った秋刀魚は8月中頃になると
くるっと反転してまた産卵のため南の海を目指します。
この頃の太った秋刀魚が一番美味しく
その秋刀魚が、ちょうど釧路沖を通るのですね。
どこで採れた秋刀魚でも
秋の秋刀魚なら美味しい
と思ったら、大間違いですよぉ。