こめこめアップル・北海道

北海道のお米とりんごの話、それと魚とチーズの話。
せっかくだから観光情報と美味しいものの話も写真つきでご紹介。

田んぼの生き物たち

2009年07月13日 | お米のこと
田んぼの生き物調査をしてきました。

場所は無農薬有機栽培でお米を作っている

北竜(ほくりゅう)町のナチュラルファーム黄倉(おうくら)。

黄倉さんのところは2代に渡ってお米の有機栽培に挑戦。
お父さんは北海道におけるお米の有機栽培のパイオニアです。




ナチュラルファーム黄倉には今年の春
仕事仲間が主催しているアースカフェというイベントで
田植えの時期に一度お尋ねしました。

お手伝い班として参加していたので
お昼ごはん用の元気の良い大量のほうれん草を洗っているうちに
残念ながらイベント用の田植えスペースは終了してしまい
あのぬちょっとした、とろとろの泥に入ることは出来ませんでした。

なので今回はそのリベンジということで
お子達や親子連れに混じって参加いたしました。
えーと、一緒に参加した仕事仲間と「ご夫婦」に
間違われたりしながらですね。。。





ここがナチュラルファーム黄倉の田んぼ。

田んぼの中は何と言いますか・・・ちょうど泥パックのような感じです。

毎日ハダシで入って作業していると
足が荒れてくるけれど、少し入った程度であれば
逆につるつるになるそうです。

そうそう、たしかに実感しました。

やっぱり、泥パックと同じ効果が・・・。
この時期は泥も暖かくて、なかなか心地も良くて。


さてさて、生き物調査です。


指導してくださる先生は(株)アレフからいらしてくださいました。
(株)アレフは環境問題に果敢にトライしながら
安くて美味しいハンバーグを提供している
ファミリーレストラン“びっくりドンキー”を経営している会社です。
(宗教法人のアーレフと間違えないように)






このようにして、水の上にいる昆虫やクモを採集し
水中にいる生き物を採集します。





田んぼを対角線に切った中央、中央から角までの間の真ん中の
それぞれのポイントから田んぼの泥を採取し目の細かい網に入れます。
泥だけを用水路で洗い流すと、ワラなどに混じって生き物が残ります。

それを水に入れたバットに少しずついれて
写真のようにみんなで数えます。




泥の中にいたのは小さな貝や、小さな糸ミミズ、ユスリカの幼虫など
それらはこの写真のなかにちゃんといます。

田んぼの中に貝がいるなんて!!


泥の上にいたのはもう少し大きな巻貝やゲンゴロウ
この季節なので、間もなく羽化してトンボになるヤゴ
アメンボやクモ、蝶などです。
蛍の餌になる貝もありましたよ。



田んぼに生き物がいるから、泥がとろとろになって
良い田んぼになるのですねぇ。

この日、天気が良くて暑くて、調査は結構しっかりやっていたのですが
お子達は最後の座学まで、しっかり参加していたので
まったくもう、本当にエライなぁと感心してしまいました。

ずぅっと集中していたということは、楽しかったってことでしょうね。



軟弱モノの私は久しぶりに一日太陽を浴びて、
その日の夜は8時に寝てしまいました・・・とさ。

とほほ。。。

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