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【写真:ウラジヴォストーク駅のホームにある、シベリア鉄道終点の碑。 52180】
01.07.2007
ホテルに泊まらず、今日すぐにウラジヴォストークを発つ私は荷物を駅に預け、ジャスと銀行、レストランを探しに行く。ロシアのどこにでもある銀行、スベルバンクは駅からそう遠くなかった。ATMで現金を引き出す。
駅から離れるとレストランは意外と少なく、道で人に聞きながらたどり着いたレストランは韓国料理の店。ジャスにとってロシアでのはじめての食事がロシア料理でないのはいかがなものかと思ったが、船でロシア料理は食べたことだし、今回の昼食は韓国料理にすることに。量は十分でおいしかったのだが、私にとって韓国料理の問題点はとにかく辛いこと。辛くないようにと頼むべきであったか。
昼食の後ジャスの両替のためにもう一度銀行により、2人で駅へ向かう。シベリア鉄道終着の碑がホームにあるらしいので、それを見てから別れようということになったのだ。窓口で記念碑の場所を尋ねるついでに、インターネットで予約していた列車の切符をもらうことに。インターネット予約のきっぷを発券できる窓口は限られているらしいが、予約票のプリントアウトを見せると、ちゃんと切符が発券された。間違いなく予約したとおり。クレジットカードで支払いは済ませてあるので、ここで現金のやり取りは不要。
切符はもらったものの、窓口氏は忙しそうなので、記念碑の場所はホームで駅員に尋ねた。その記念碑は、ホームの、どちらかといえばモスクワに近い方に立っていた。モスクワからの距離9288(km)の数字の下には、こんな碑文があった。
ЗДЕСЬ ЗАКАНЧИВАЕТСЯ
ВЕЛИКАЯ ТРАНССИБИРСКАЯ
ЖЕЛЕЗНОДОРОЖНАЯ
МАГИСТРАЛЬ
РАССТОЯНИЕ ОТ МОСКВЫ
9288 КМ
(偉大なるシベリア横断鉄道 ここに終わる モスクワからの距離 9288KM)
往路、私の旅は碑文のとおり「ここに終わる」ではなくてここから始まる。9288kmといわれても、この鉄の道が、はるかモスクワ、ペテルブルクまで続いているという実感は今の私にはまだもてなかった。この先、どんな旅が私を待っているのだろうか。
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