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NPO法人こころthe士業通信

特定非営利活動法人こころthe士業の公式ブログ。
活動実績や今後の予定等をお知らせしてゆきます。

第110回定期勉強会 - 開催報告

2019年09月08日 22時53分24秒 | 活動記録
第110回定期勉強会
2019年9月8日(日)
横浜市市民活動支援センター・セミナールーム1

<午前の部(10:00〜12:00)>
テーマ
「自分で活用するもよし、支援に使うもよし『創業融資』について」
講師
青柳英明氏(あおやぎ労務法務事務所代表、社会保険労務士)

9月の勉強会は、台風が首都圏に接近する中での開催となりましたが、お陰様で予定通りのプログラムを進行することができました。
さて、午前の部のテーマで取り上げた内容は「経営支援」です。経営者が抱える悩みの多くは、顧客・販路開拓に加えて、資金繰り・資金調達が挙げられます。また、創業期から成長期に至る段階でも、資金調達は大きな課題になっています。せっかく軌道に乗りかけた事業が、資金が足りなくなり成長期に入る前に廃業するケースも多く有ります。公的な機関や、自治体で多くの金融支援策が提供されていますが、馴染みが薄いのも現状であり、経営者と身近に接する立場として押さえておきたい、創業者が活用できる創業融資を中心に講義を展開して頂きました。





<午後の部1(13:00〜15:00)>
テーマ
「社会を学ぶ超リアル人生ゲーム第2弾『挑戦!ライフ・リテラシーゲーム』の実践」
講師
加藤千晃氏(ライフリテラシー代表)

2022年度から始まる高校新教科「公共」や、18歳成人施行などを背景に税・社会保障教育の低年齢化が始まりつつあります。こころthe士業の勉強会でも、以前に「入門!ライフ・リテラシーゲーム」を取り上げましたが、その続編として、まだ開発中の「挑戦編」を紹介し、社労士としての見地から評価する機会を設けました。小中学生からプレイ可能な教材への要望を開発元へ多く寄せられている現状を知り、いま必要な税・社会保障教育とは何か?また、専門家に何が求められるのか、グループワーク形式でゲーム体験とディスカッションを行いました。





<午後の部2(15:30〜16:30)*チャレンジ枠*>
テーマ
「『森の里ぐるっと』の紹介」
講師
橋本浩平氏(社会保険労務士)

チャレンジ枠ならではのテーマとして、また、地域支援の取り組みとしてNPO側からも注目に値する事例を取り上げた内容となりました。神奈川県厚木市に位置する、郊外住宅地として開発された森の里は、最初の居住から30年を経て、住民も高齢化し地域内の移動にも徒歩では困難な状態になりつつあります。住民発案の取り組みとして、地域住民を対象に、路線バスでは困難な地域内循環および最寄り駅からの深夜便の地域住民乗合バス「森の里ぐるっと」を運行しており、その意義と現在の利用状況や、今後の展開などを紹介して頂きました。



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今後の定期勉強会の予定は、当NPOのウェブサイトにてお知らせしています。
「勉強会・セミナー」のページからお申し込みください。
http://55634.org/

第109回定期勉強会 - 開催報告

2019年07月28日 20時01分20秒 | 活動記録
第109回定期勉強会
2019年6月15日(土)
横浜市市民活動支援センター・セミナールーム2

<午前の部(10:00〜12:00)>
テーマ
「できる管理職の増やし方 超ダイジェスト版」
講師
石川靖氏(特定社会保険労務士)

随所で人出不足が叫ばれる中、働き方改革と相まって、人材教育への関心が高まっています。今回の講座では、管理職向け「行動力アップ研修」を体験して頂きました。特に中小企業の管理職の行動力をアップさせ、業績向上につながることを目的とした内容で、本来は2日間かける内容を社労士向けにダイジェスト版としてアレンジしたものです。自社での活用はもちろん、顧問先で研修を行いたい社労士にとっても、今後の参考になる内容でした。





<午後の部1(13:00〜15:00)>
テーマ
「外国人の就労と新在留資格『特定技能』」
講師
竹中義久氏(行政書士竹中オフィス代表、行政書士)

2019年4月1日より新たな在留資格『特定技能』が創設されました。今回の講座では、この資格と、就労を中心とした在留資格についての理解をテーマに取り上げました。基礎部分として外国人が日本で就労するために必要となる在留資格及びその手続き、そして現在の日本での外国人就労者の状況等について講義して頂きました。そして、新たな在留資格『特定技能』の仕組み等の内容について解説して頂く内容となりました。





<午後の部2(15:30〜16:30)*チャレンジ枠*>
テーマ
「開業社労士体験談〜お客様とのコミュニケーション、信頼関係の構築〜」
講師
大場貴之氏(ミツル社会保険労務士事務所代表、社会保険労務士)

開業から3年近くとなる講師に、今年4月に施行された法改正の中で、特にお客様からのお問い合わせが多い「有給休暇の年5日取得義務化」「時間外労働の罰則付き上限規制」を取り上げて、実際に受けた内容をご紹介頂きました。
実際に、問い合わせへの対応を顧客と一緒に考えた経験を通して、社労士としてのお客様とのコミュニケーションの取り方について感じたことを、実体験を交えてスピーチして頂きました。



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今後の定期勉強会の予定は、当NPOのウェブサイトにてお知らせしています。
「勉強会・セミナー」のページからお申し込みください。
http://55634.org/

第108回定期勉強会 - 開催報告

2019年04月21日 21時27分49秒 | 活動記録
第108回定期勉強会
2019年4月21日(土)
横浜市市民活動支援センター・セミナールーム1

<午前の部(10:00〜12:00)>
テーマ
「知っておきたい公的社会保障制度 〜障害年金について〜」
講師
熊岡政道氏(マック社労士事務所代表、社会保険労務士、年金アドバイザー)

2018年4月に「横浜・横須賀障害年金相談センター」を立ち上げ、障害年金の請求代理をする傍ら、年金事務所で年金相談を務められている講師に、実際に市民向けに展開されているセミナーを会員向けに講演して頂きました。
請求案件が増えている障害年金ですが、とりわけ精神障害に起因する案件は、診断書や病歴の申し立てが難しいケースが多くあげられます。
障害当事者の方や、支援する職員(社会福祉士、精神保健福祉士等)にとっても、生活費の原資となりうる年金の知識は必要不可欠なものであり、確実に受給に結びつけるための姿勢や方針など、たいへん学ぶポイントが多い内容となりました。







<午後の部1(13:00〜15:00)>
テーマ
「介護施設と障害者施設の処遇改善加算について」
講師
佐藤紀一氏(横浜泉社会保険労務士事務所代表、特定社会保険労務士)

介護業界にとって、給与など(いわゆる処遇)が全産業平均に比較して低いというイメージがあり、国の政策として待遇改善を図り、人材の定着や確保につなげる努力がなされています。
その施策について、介護業界についての基礎知識や専門用語をわかりやすく整理しつつ、現場に従事する職員の給与に如何に反映させるか、介護業に携わる経験が豊富な講師に講義して頂きました。
施策の導入時に比べて、複数回の制度改正や、2019年10月の消費税導入を考慮した加算制度の改正など複雑になる一方ですが、見方を変えれば、人事教育や賃金制度の設計に携わる社労士の活躍の場が広がるとの意見もあり、活発な議論が交わされました。







<午後の部2(15:30〜16:30)>
テーマ
「コミュニケーション論」
講師
こころthe士業・勉強会会員有志(社会保険労務士有資格者)

今回のチャレンジ枠は、様々な企業に勤めてきた経験がある講師に、職場内のコミュニケーションについて、経験談をベースとしたスピーチを展開して頂きました。
上司と部下のやり取りや、同僚同士の仕事の進め方や指示の受け答えなど、仕事を円滑に進める上でのコミュニケーションは重要ですが、なかなか上手く取れない状況も多々見受けられます。参加者に受け答えの姿勢についてのワーク体験をして頂き、スピーチ内容の理解も深められた様子が伺えました。

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今後の定期勉強会の予定は、当NPOのウェブサイトにてお知らせしています。
「勉強会・セミナー」のページからお申し込みください。
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第107回定期勉強会 - 開催報告

2019年03月31日 23時19分17秒 | 活動記録
第107回定期勉強会
2019年3月30日(土)
横浜市社会福祉センター・9F小会議室

<午前の部(10:00〜12:00)>
テーマ
『健康経営』って何?中小企業こそ健康経営!
講師
山本美和氏(社会保険労務士)

最近「健康経営」という言葉を耳にする機会が増えてきました。その背景には、メンタルヘルス対策の政策が強化されつつあることや、長時間労働による疾患発症のリスクが叫ばれることがありますが、その一方で、健康保険協会や自治体が「健康経営」に着目している点もあります。増え続ける医療費への対策もあるものと思われますが、いずれにしても、企業の健全な運営と発展には、重要な経営資源である「人(従業員)」が健康であることが重要と言えます。
今回の講義では、「人」に関する専門家であり、中小企業の経営者と深い関わりを持つ社会保険労務士にとって、健康経営とは何か、また、企業にもたらすメリットや考え方のポイントを紹介して頂きました。さらに、講義を踏まえて参加者で事例を取り上げてディスカッションを行い、活発な議論が情報交換がなされました。



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<事務指定講習・対策講座(13:30〜16:30)>
3月30日の午後は、毎年恒例として開催している「事務指定講習・対策講座」の第3回目を迎えました。
第1回、第2回に引き続き、事務指定講習の通信指導課程に対するグループワークに取り組んだことはもちろんですが、講座の締めくくりとして、当NPO代表理事の白石より、参加者の質問リクエストに応える形で、社労士としての活動のヒントをお話しする機会を設けました。
また、こころthe士業の特徴の一つに、非開業の有資格者が会員として多く在籍している点もあり、開業にとどまらない「資格の活用」についてもNPOとして支援していることを紹介させて頂きました。
そして(写真はありませんが)講座終了後は、講師陣や先輩社労士を交えて総勢30名の懇親会を企画しました。和やかな雰囲気のうちに盛況に開催されました!



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第106回定期勉強会 - 開催報告

2019年03月17日 20時56分15秒 | 活動記録
第106回定期勉強会
2019年3月16日(土)
横浜市社会福祉センター・9F小会議室

<午前の部(10:00〜12:00)>
テーマ
『同一労働同一賃金指針』を読む(指針に沿った待遇基準・賃金制度とは)
講師
米田徹氏(特定社会保険労務士、中小企業診断士、米田経営労務研究所所長)

「同一労働同一賃金指針」が2018年末に公布されました。今回の講義では、基本給・賞与・諸手当・福利厚生について指針に示された「問題になる例・問題にならない例」を中心に内容を検討し、指針に沿った待遇基準や賃金制度とは何かについて考察をして頂きました。
さらに、賃金制度の第一人者である糸賀大氏が主宰されている「賃金研究会」において取り上げらている、同一労働同一賃金の実現に向けて有効なツールとなる「役割期待対応型賃金制度」の考え方についてもご紹介頂きました。




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<事務指定講習・対策講座(13:30〜16:30)>
3月16日の午後は、毎年恒例として開催している「事務指定講習・対策講座」の第2回目を迎えました。
2018年の本試験の合格者9名にご参加頂き、事務指定講習の通信指導課程について、グループワークで解答を導き出す場を設けました。
すでに解答を提出されている方も多く、参加者同士で振り返りや解答合わせをする姿も見られ、皆さんの高い意気を感じる場となりました。




また、講座の冒頭で、当NPOの大場会員より、社労士としての登録から開業までのプロセスの紹介と、数年前の開業から現在に至る活動について30分ほどスピーチをして頂きました。
講座の参加者は、これから登録に臨む方がほとんどのため、興味を持って耳を傾けられていた様子でした。




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今後の定期勉強会の予定は、当NPOのウェブサイトにてお知らせしています。
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http://55634.org/