「連邦下院は弾劾中に6つの憲法違反を犯した」
1月16日に更新されたエポックタイムズの記事を要約しました。
ハーバード大学の法律の名誉教授アラン・ダーショウィッツ氏は、
「トランプ大統領を弾劾した時、下院は憲法の6つの点に違反した。」と述べたとの事です。 ニュースマックスとのインタビューで、
「彼らは言論の自由の規定に違反した。彼らは弾劾基準に違反した。彼らは私権剥奪法に違反した。彼らは、何度も何度も適正手続きに違反しました。」
「上院議員と下院議員が、議会で行ったり発言したりすることに対する訴訟はできないので、何を言おうが法によって守られている。」らしいのですね。
だからと、人間的にどうかと思われるような発言、政治家に相応しくない言動や行動がすべて守られていいものか…。
「憲法は非常に明確であり、弾劾の目的は除去である」と彼は言ってます。
弾劾の目的で、連邦下院は水曜日に「暴動の扇動」をしたとトランプ大統領を弾劾するための議会を設け、232-197で弾劾を可決。民主党と10人の共和党員が、寅さんが1月6日の米国議会議事堂の騒動を扇動したと主張しました。
これで、寅さんは、アメリカ史上、弾劾された3番目の大統領となり、2度弾劾された最初の大統領となりました。過去に、大統領が弾劾されて有罪判決を受けたことはなく、大統領が辞任した後に裁判にかけられたこともないと言う事です。
たったの1回、しかも7時間の弾劾聴聞会で弾劾を可決したのは、米国史上最速。 しかも、嫌らしさ千万な事に、下院議長ペロシ氏は、中国のスパイとされる女性と親密な関係を持ったと脚光を浴びたエリック・スウォルウェル(D-Calif)を弾劾マネージャーに任命したのだから、彼女の意地の悪さが光っています。
一部の法律専門家は、トランプが辞任した後に弾劾裁判を行うことは憲法に違反していると主張してます。
「トランプの任期が1月20日に終了すると、下院がすでに弾劾条項を承認している場合でも、議会は彼に対する弾劾手続きを継続する憲法上の権限を失います」と、元連邦判事のJ. MichaelLuttigは論説に書いているそうですが、何としてでも寅さんを牙を抜かれた無能な寅に仕立て上げたい彼らは、一般人になっても弾劾裁判続行可能と、様々な筋から意見を集めている模様です。
そこまで、寅さんが恐ろしいのかと言う話です。
米国憲法の下で、上院は、下院の弾劾可決を受けて、弾劾裁判を実施するのですが、有罪判決を下すには、上院の3分の2の投票、つまり67人の票が必要になります。これには50人の民主党議員プラス17人の共和党議員の票が必要になるわけです。
2019年、1回目の寅さん弾劾の時は、上院は裁判が始まってから3週間の期間を費やして、21日後に寅さんを無罪にしました。ちなみに、この時の下院の決議の時、共和党議員は誰も弾劾に票を入れてないとの事で、今回票を入れた10名の個人の決定が、彼らの今後にどう影響するか注目です。