感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

人の不幸を楽しむことなかれ。

2021-02-16 | 日々思うこと

鬼滅の刃エピソード19の人気。

250万視聴のカウントがついてる、リアクションをシェアする動画なのだが、

最近の文化には、ついていけてない…。

Kimetsu no Yaiba Episode 19 Reaction Mashup | Now Reaction

#DemonSlayer #KimetsunoYaiba #KimetsunoYaibaReaction #DemonSlayerReact...

youtube#video

 

ワシントン州から帰ってきた次男が、

お母さん、キメツ見た?と聞く。

そう言えば、去年映画がヒットしたってことで話題になってたアニメがキメツだったな…。

まだ、見てないよ、と答えると、一緒に見ると聞くもので。

帰宅して以来、家にこもる次男との話題を共有する意味もあり、先週数日にかけて26話まで見終わったのだが。

次男曰く、

ワシントン州にいる時、周りの黒人の若者の間で、すごーい人気だったんだ、らしい。そう言いながら、私に見せてくれたのがリアクションを一緒にシェアする動画、

う、う、う、…………。こういうのが流行ってるのか…。

よくわからないなぁ。

特に、この19話が極めつけらしく、ダントツで人気なのだと言うのである。

何はともあれ、日本のアニメが外国で受けるのは、悪い気はしないが、

日本の文化に対する理解もより深まる事だろうし。ただ、進撃の巨人にしても、この鬼滅にしても、PG‐13にするには、問題があるくらい流血シーンの多い事。流血もただの怪我をしての流血ではなく、巨人や鬼が人間を食べての流血なのでねェ。

子供に見せるには、少々…。

いくら、親子の家族の兄弟の絆と言ってもねえ。

この複雑に込み入った登場人物の設定や、気恥ずかしくなるくらいの家族の絆と言う話は、日本のアニメの本領なのですね。

流血シーンの事は横においといて、家族の絆、友達の絆、人と人との絆の大切さを、ストレートに書き出せるアニメが、今の私達に教えるものは、

ある。

 

キメツを見て、感動し、

親兄弟を大切に思う気持ちが、より大きくなるなら、

自分よりも、人の為に犠牲を払うことが素晴らしいと思うなら。

感動すると言う事は、そこに真実を見るからでもある。

 

昔、私達の世代にとって漫画は、人生の教本であった。

漫画に感動して人生が変わるってことがある。手塚おさむ先生のブラックジャックは、医師のバイブルと言うけれど、医師を目指した人の家には非常に高い割合で、この本があったと言う事実。

小説でも、漫画でも、実話でもなんでも、感動することは人生の肥やしになる。

日々、感動しながら生きたいものだ。

しかし、

人の不幸を大げさに書き立てたり、人の失敗を面白おかしく茶化したり、そうすることが文化になっているのかしらと、思いたくなるような世の中でもある。

 

交通事故がある場所を通りかかったなら、避けて回り道をするのがいい、と言う話を聞いたことがある。その方曰く、「人の不幸を楽しまんとする気持ちが私達の心の中には存在する、その気持ちを楽しませるような事は避けるがよい。」と言う事なのだ。

アメリカでは、(日本でもそうかもしれないけれど、)高速道路の上り車線で事故が起こると、上り車線はもちろん、下り車線もすごい渋滞になる。事故現場を見ようとする車がスピードを落として、事故のあった場所を通り過ぎるからだ。

人の不幸を楽しまんとする心、その心に餌を与え、その心が自分の中で大きくなれば、もっと、その様な餌が欲しくなる。もっと人の不幸を楽しみたくなる。そんなことは止めた方がよい、と言う事なのだ。

 

キメツに感動する、と言うことの意味をあれこれと考えながら、とりとめのないことを書いてしまった。

今朝の朝ごはんは、サンドイッチ。

 

 



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