感動は命の肥し

曇りなき眼で、物事を見つめるなら必ずや真実を見極めることができる。覚醒の時を生きた記録として。

春は渡り鳥のシーズン

2020-05-13 | 野鳥 バードウォッチング

と言う事らしいので、本で調べてみると、3月から5月にかけて、相当数の鳥が南から渡ってくる事になっている。暖かくなって、昆虫たちも活動を始め、木の芽が芽吹き、花が咲き、鳥の食べるものが豊富な時期と言う事になる。枯れ木だった木の枝にも緑の葉が付き始める。今このあたりでは、ちょうど6分くらい緑が茂っている感じがする。

中には、未だに枝ばかりの木もあるが、大概の木は、鳥が巣を作って隠れる程度の葉がちょうどいい具合に付いている。

今日は、朝から青空が広がり、絶好の鳥見の日と思いきや、風がやたらと吹く。小さい鳥は飛ばされそうなくらいの強風だ。だからなのか、普段は高みにいるような鳥が、風を避ける様に地上で丸まっていたり。

Baltimore Oriole ボルティモア・オリオール。今日で2日連続。この数日でこのあたりに到着したものと考えられる。なぜかすべて太陽の方を見ている。

American Redstart こちらは、ボルティモア・オリオールと同じような色彩の鳥ではあるが、サイズが4分の1くらいしかない、アメリカン・レッドスタート。藪の中をピョンピョンはね回っているところ。

Northern Parula ノーザン・パルーラ、ワーブラーの中で最も小さいもののひとつとの事。くちばしが上と下で色違い。くちばしの下の首と胸が黄色いのが、下から見るとよくわかる。

Brown-headed Cowbird 頭の茶色いカウバードが求愛をしている場面のようだ。茶色いのは雌。互いに呼び合い、雄はダンスをする。

ospray オスプレイが水の中にダイブする寸前のところ。ジッと同じ位置に留まり、ターゲットをめがけて急降下。

2種類のツバメ。青い背中のTREE SWALLOWと、茶色い背のNORTHERN ROUGH-WINGED SWALLOW。

Northern Flicker ハシボソキツツキが地面に下りてて驚いた。慌てていつもの杉の木の幹に飛んでいってしまった。

Chipping Sparrow チッピング・スパロー。頭が茶色く、黒いアイラインが走り、風格のあるボディーと長い尾。この子たちも、家の周りよりもフィールドでよく見かける。

風をよける様に草の影に隠れていた SCARLET TANAGER。驚いて地上から飛び立つところ。あっという間に遠くに行ってしまった。黒い翼と赤いスカーレット色のボディーが鮮やか。

そして、Yellow Warbler

藪の中でかくれんぼする、イエローワーブラー。どこにいるかわかる?と言ってるようだ。

 

コロナ自粛に入ってから本格的に始めたバードウォッチング。最初は家の庭からだけの鳥見が、5月に入って裏の公園が開くと同時に毎日出かけている。

4月16日から今日までの1か月弱で約40種類の鳥と出会ったことになる。

ちょうど鳥が渡って来る時にコロナ自粛になりタイミングが良かった。(自粛して良かったと言う意味ではないが…)最初はどうなるかと思っていた自宅待機の時間も、鳥のおかげで(?)退屈とは縁遠い。むしろ、毎日出かけるのに忙しい。運動にもなる。

ちょうど鳥たちがこのあたりに到着する時期にこうして毎日、仕事にも行かず、鳥を見て過ごすわけだから、私の人生で、今ほどに贅沢な時間が果たしてあったろうか…。

コロナ様様とは言わないが、

ありがたいことだ、と思う事にしている。



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