九重自然史研究所便り

昆虫採集と観察のすすめ

琵琶湖博物館で発生したオナガミズアオ後日談1

2015-09-17 22:27:57 | 日記

琵琶湖博物館で発生したオナガミズアオの経過
 先に琵琶湖博物館の庭のハンノキで見つけた幼虫は特に成長の早い1幼虫と2015年9月5日4齢となった4幼虫を飼育していた。この時点で二つの型に分けられることが判明した。一つは前報で写真を掲載した形で、その時点ではオオミズアオの幼虫と似ていた。それを第1型とすると第2型は黒化が進んだ型だが、体色全体は緑色のままであり、体表の隆起の根元の環状部が真っ黒になっている。この型はオオミズアオの幼虫では見たことがない。4幼虫のうち2幼虫がこの型であった。9月6日その4幼虫は前後して終齢になった。写真1は脱皮直後の第2型幼虫である。背面に白い長毛がありそれは側面写真では目立つ。写真2は背面、3は顔面である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿