九重自然史研究所便り

昆虫採集と観察のすすめ

福岡→長崎→大分の旅

2017-11-30 23:32:21 | 日記
福岡→長崎→大分の旅 
 今年7月23日私は80歳の誕生日を迎え、さすがの私も元気一杯というわけにいかなくなった。11月17日若いころ勤めていた長崎大学熱帯医学研究所の創立75周年が開かれるという案内を受け取り、その後、11月24日大分で豊仁会(大分医大名誉教授の飲み会が発展した、大分大学医学部元教官の集まり)が開かれる通知が届いたので11月16日から25日まで妻と九重自然史研究所のボランティアとして草刈などを手伝ってくれ、今は大阪にいる小金丸夫人と3人で福岡、長崎、大分を旅行した。福岡にはドミニカプロジェクトで専門家を2回勤め、私の教授時代に夜間研究室に通う博士課程大学院生として受け入れ、私の後継者長谷川教授が指導しその制度で博士を取得した第1号の中野忠雄(私立大学教授)夫妻がいる。彼の奥さんも時々九重自然史研究所を手伝ってくれた。それで中野夫人も巻き込んだ楽しい旅行になった。しかし豊仁会では、私が定年退職した際、同い年の4人がそろって名誉教授になったが、そのうち二人が去年亡くなったそうだ。一人去り、また一人去る、誰が先か後かわからないが悲しいことだ。私は結核を高校時代にやり、人生50年と言っていた時代だったが、熱帯医学研究所からフィリピン4度派遣された。派遣前は体重57~8㎏だったが、フィリピンの土を踏むたびに2㎏ずつ増え60㎏を越えた。そして想定外の30年も長生きできた。そろそろ年貢の納め時だと思い、私の昆虫記の最終原稿を作っている。写真は福岡の中野さん宅で撮影した1枚で、私、妻、小金丸夫人