Pyridine-4-carbohydrazide
結核菌の細胞壁の主成分のミコール酸の合成を阻害している。それにより結核菌を殺菌する。これはプロドラッグでカタラーゼによりイソニコチン酸に活性化され脂肪酸合成酵素を阻害し効果を示す。
脂肪酸合成酵素はアセチルCOAとマロニルCOAからの脂肪酸合成による伸長時の各反応に働いている。
この薬の形はその脂肪酸合成酵素が働く脂肪酸の伸長中のどれかの形に似ているんですかね( ̄~ ̄;)
マグロなどヒスチジンを多く含有する魚で頭痛、紅斑、嘔吐、そう痒等のヒスタミン中毒を起こすことがある。これはヒスタミン代謝酵素阻害作用により、体内にヒスタミンの蓄積による。なんとなくヒスチジンに形が似てますね。
チーズなどチラミンを多く含有する食物で血圧上昇、動悸があらわれることがある。これはMAO阻害作用により、チラミンは不活性化されず、アドレナリン作動性神経終末部において蓄積されているカテコールアミンの遊離が促進による。この薬の形がモノアミンだからですかね。
制酸剤とキレート注意。
副作用は肝機能や発疹に注意。
ビタミンB6が併用されるのはビタミンB6の枯渇で末梢神経障害が起こるのを防ぐため。なんで減るのかよくわかりませんね( ̄~ ̄;)
他には出血傾向や頭痛めまい胃腸障害なども起こることが。
腎機能低下では調節を。
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