新・浪漫@kaido kanata

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三浦春馬×生田絵梨花 「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」についてインタビュー 1

2020-02-29 11:19:04 | ホイッスル・ダウン・ザ・ウインド
ミュージカル界の巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの傑作
『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』の
日本初演がまもなく開幕。

――本作は、『オペラ座の怪人』など人気ミュージカルを
たくさん手掛けているアンドリュー・ロイド=ウェバーの
作品ですが、出演が決まったとき、まずどんなことを思いましたか?



三浦春馬「アンドリュー・ロイド=ウェバーの作品ということで
楽曲を聴いて欲しいと言われ、聴いたところ、
似たようなナンバーは一つもなくて、
純粋に素晴らしいなと思いました。
そして同時期に本当に粗訳の状態の台本をいただいて。

一人の男が汚れなき瞳を持った少女の
純真さに浄化されていくお話で、とても美しいストーリーだなと
漠然と思いました。
ただ自分がこの男(ザ・マン)という役を
演じられるのかどうか悩んでいたところ、プロデューサーに
『男(ザ・マン)はスワローという少女に
クレンジングされていきます。
その心の機微を繊細に演じてくれる俳優でなければ、
この役を演じきることはできないので、
ぜひ三浦さんに演って欲しい』という熱い想いを伝えられて、
お受けすることにしました」



生田絵梨花「アンドリュー・ロイド=ウェバーさんの
作品のナンバーをいつか歌いたいと思っていたので、
このタイミングでできるのは嬉しいなと純粋に。

今回の演出家が白井晃さんなのですが、
私はミュージカルの現場しか踏んで来なかったので、
お芝居について“どうしたらいいんだろう”と
思っていたときに、いろんな方から
『白井晃さんの現場は良かった』というお話を聞いて。


――それぞれ演じられる男(ザ・マン)とスワローという
役柄をどう演じたいか、現段階ではどんなふうに
考えていらっしゃいますか?

三浦「劇中で描かれる男(ザ・マン)については、役名もないし、
殺人者であり脱獄犯という情報しかない。

観る方が彼がそれまで生きてきた半生を想像せずには
いられないように演じていきたい。
お客様の感情をどんな方向に持っていくことができるのか、
すごく楽しみ。

そして生田さんが演じるスワローに出会うことで、
男(ザ・マン)が半生をふり返り、心の移り変わりを
演じることも楽しみにしています。
その人間くさい変化を魅力と捉えていただけるような
演じ方をしていけばいいのかなと」




――生田さんはスワローをどう演じていきたいですか?

生田「舞台のフライヤーにも書いてある
『誰も見てはくれなかった。あなたのようには』
という言葉がキーワードになるんじゃないかなと。

スワローが脱獄犯である男(ザ・マン)を
イエス・キリストと信じてしまうけれど、
ただの純粋さからではないのかなって気もしていて。
母を亡くした彼女の中には父親や妹、弟には出せない、
抱えているものがあるんだと。

そして男(ザ・マン)との出会いを通して、
大人と子供の狭間にいるスワローが、
女性として変化していく過程も
表現できるように探っていきたいなと」

★「デビュー」記事から引用


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