新・浪漫@kaido kanata

三浦春馬氏出演番組のレポ、感想。三浦春馬氏イメージの小説、SS、ポエムなど。
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三浦春馬出演「こんな夜更けにバナナかよ・愛しき実話」感想ネタバレあり

2019-01-07 10:19:41 | こんな夜更けにバナナかよ
冒頭のバナナの一件。
強烈な印象で鹿野のわがままぶりが描かれる。








美咲ちゃんに言わせてしまった

「何様なんですか!?」


ふんぞり返って当然のようにあれこれ命令する
横暴者にしか見えないのだ。



春馬くんがインタビューで言ってた
「できないことは甘えていいんだよ」なんて
生易しい甘え方ではない。

★しかし、鹿野さんの言うことそれぞれ、健常者が
 ハッとさせられる言葉なのだ。

 幼い子どもが 突然、物事の真理を突いて
 親が教えられるように。

★投げ出した美咲を、どんどん引き戻し一生懸命にさせてしまう。
 鹿野の窮地に飛び出した、医者もびっくりする言葉。

 『鹿野ボラをなめんなよ!!』



 もどかしく悩む 田中くんではあるが、
 どうにか鹿野の役に立ちたいと思っている。



『あの人のわがままは命がけなんですよ!!』

わがまま言わなくちゃ生きていけない!

~~~~~~~~~~~~~~~~

★鹿野母子の 長い葛藤まで描かれる。
 どうして鹿野が家族ではなく 
 ボランティアに世話されているのか。

 母は「障害を持った身体に生んでごめんね」
 息子は「僕の人生に親を巻き込みたくなかった」


(母親役の綾戸智恵さん。完成披露記者会見にて)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

★人はいつ、健康を失うか分からない。
 もし、自分が障害者になったら、あんなに開き直って
 ボランティアに愛される人間に、
 夢を諦めない人間になどなれないだろう。

 鹿野さん、いつまでも 怖く、笑わせて
 田中くんや美咲ちゃんを見守ってあげて下さいね。



★この作品は 現在、年老いた親御さんの介護を
 されている私の親友たちに捧げたい気持ちで
 いっぱいです。

三浦春馬氏 出演「こんな夜更けにバナナかよ」感想ネタばれ無し(加筆)

2019-01-03 11:07:57 | こんな夜更けにバナナかよ
例によって 三浦春馬氏に偏った感想です。

一部の評論家さんから
かつてセックスシンボルとまで 言われた 三浦春馬氏が
ここまで 普通の役柄を演じるとは。




普通というと、どこにでもいそうな外見の大学生。

しかし、これが「素の自分に一番近い」とご自身がいうのなら
普段の目立つ役柄は どんなに苦労して演じているのだろう。

「素の自分」を演じることは これもまた
どんなに難しいことだろう。

カッコよくもなく
色っぽくもなく
ヒーローでもなく
センスも平凡で

物事がうまくいかなくなると自分の理想をなげやりにして 
どうも はっきりしない青年。



こういうはっきりしない頼りない青年が
アクの強い役より ずっと演じにくかったに違いない。

しかし、主人公の鹿野にとっても、美咲にとっても
いなくてはならない存在。



春馬氏は 見事に田中久を演じてくれた。



(クランクアップ)

★かつて、「東京公園」の光司を等身大、と表現した春馬氏。
 こちらの田中久の方が 春馬氏の言う誠実で、
 障害にぶつかると逃げてしまいそうになる 等身大なのかもしれない。
 
 そこを、踏ん張ってやり遂げるのも真の三浦春馬氏。



★★もうひとつ称賛したいのが、高畑充希氏の演技。
 幼少期から 女優の申し子のような方なので
 安心していたが、「過保護のカホコ」で見せてくれた
 笑みを誘うバタバタ走り方を本作でも見ることができ、

 そして ひとつの大きな山場、選択を鹿野から迫られて
 答える時のセリフの言い方が とても「うまいな~~」と
 思わせられました。




(完成披露試写会にて)

★尊敬する佐藤浩市氏と夢の親子役、実現して良かったですね。
 
 今度は もっと共演シーンが多い設定の作品を待っています。


三浦春馬氏 出演「こんな夜更けにバナナかよ」札幌試写会& 遠のよもやま妄想

2018-11-21 10:15:55 | こんな夜更けにバナナかよ
「こんな夜更けにバナナかよ」


札幌試写会が 無事に終わったようです。
 大泉洋先生の大泉節が 会場を席捲したもよう(笑)







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★国籍、時代不明のお話が好きです。
漫画家でいえば、巨匠 萩尾望都先生の描かれるSFなど。

どこの国だかわからない、いつの時代だかわからない

三浦春馬氏の初舞台「星の大地に降る涙」は 
時代ははっきりしていましたが
風俗が 日本ぽくなく、SFみたいでした。

また、機会があれば、こういう役にも挑戦してほしい。





★シンデレラVS人魚姫

シンデレラや白雪姫は 王子様に救われるお話ですが
「人魚姫」は自分は犠牲になって王子様を救うお話。

里中満智子先生は「絶対、人魚姫を選ぶ」勇ましい女性です。

助けられる王子様を春馬くんが演じたら??







★もうひとつ、私の大好きなお話に
「眠れる美女」が あります。


このフィリップ王子様は、剣で 魔女に立ち向かうので
かっこいい戦う姿が見られます。
これなら、CMのフェイス 剣を持った騎士にも
ぴったりじゃないですか!!







★こういう古風な舞台もいつか 楽しみにしています!!