羊水を散らす濃密な空間 三浦春馬氏イメージ Nighit Diverより

子宮で育てて貴方を産みたい
深い夜、熱い雫を一滴
口に転がし貴方を宿す



朱い壁は子宮の内側
羊水にまみれた貴方は
全身濡れそぼち
息もできないくらい
熱いことだろう



腕を伸ばして手探りで
私の心臓に触れてみよ
そら。。。
こんなに熱いのは貴方がいるから



産まれいづる時は
どんなに苦しく甘美な痛みだろうか
待つ至福と恐れと。
羊水の飛沫が貴方を濡らす時。
羊水を貴方が散らす濃密な空間。

三浦春馬氏 イメージよもや馬ポエム「朱紅の夜」

朱紅の夜

朱赤に襲われて、
鼓動も朱く染まる
激しく打つ、激しく打つ
朱赤に呑まれてなるものか
もっと熱いのは、我。
我のみ。

三浦春馬氏 主演ミュージカル予定 まだ見ぬイリュージョニストへ

ベルベットが吸いつく。
吸いつくのは指なのか。





血の色のマントを剥ぐと明らかになるのか、
いや、秘密を隠し包んでしまうのか。
見えるのは真実か、虚構か。
それは誰の瞳に映る？
おのれかそなたか、はたまた幻影の師か―――。

三浦春馬氏イメージ よもや馬ポエム

月天心

煌煌（こうこう）とした真冬の月。





月を眺めるのではなく
月が地上界を眺めるさま。

澄みきった空気の中を
滑りゆく白い月の清廉さよ。
それでいて、白い焰の熱さよ。

月の純白の情熱を秘めながら
何を思い　地上界をすべりゆく。。。

三浦春馬氏イメージ よもや馬ポエム「水月鏡花」すいげつきょうか

まるで鏡に映る花のように
水に映る月のように
手に取ることができない
でも、しっかり存在している



手に取れるのは、
芸術の神MUSEだけ
凛冽な風を切る
若鷹の羽ばたきが頼もしい。。。
どこまでも遠くへ！！
高くへ！！






（1月ポールスミス５０周年記念ショーにて　森星さんと）