Part2「〝自分〟と〝役〟との距離感」
ミュージシャンや役者を見出すように、良質なエキストラバージン・オリーブオイルの生産者を発掘し、
みなさんにお届けするアミューズの『感動オリーブオイル』。
「生産者がこだわりぬいた、本物の味を知ってほしい」という
アミューズの思いに共鳴し、普段から『感動オリーブオイル』を
愛用中の三浦春馬さんと板谷由夏さん。
今回、新ブランドビジュアルに起用されたお2人の特別対談が実現!
仕事やプライベートでの〝こだわり〟について、3回にわたって語っていただきました。
Part2のテーマは「〝自分〟と〝役〟との距離感」。
果たして、お2人はどんなアプローチで役を演じるのでしょうか?
役者は「妄想」ばかりしている変わった仕事(板谷)
――ドラマの撮影や舞台の稽古に入ると、
「自分」より「役」のほうに性格や言動が引っ張られたりするんでしょうか?
三浦:
どうなんでしょうね。自分ではよくわからない……。
板谷:
その役のことばっかり考えているのは確かですね。
三浦:
ただ、性格が変わったりするほど、役に影響されることはないかな。
板谷:
他の役者さんに、そういうことを聞いたことがないから、知りたいかも(笑)。
話を聞いていて、すごく新鮮です。人の芝居のアプローチの仕方とか、
聞いたことないよね?
三浦:
確かに、あんまり聞かないですよね。
板谷:
役者って、本当におかしな仕事だと思うときがあるんですよ。
「この役だったら、こういうときにはこういう顔で笑うかな?」
みたいなことばっかりを考えていて。
三浦:
それって、妄想に近い。どんな感じなのかなって、妄想していくというか。
もちろん、職業から入っていくときもありますけど。
バーテンダーの役(WOWOW『連続ドラマW 東野圭吾
「ダイイング・アイ」』2019年3月放送予定)のときは、
実際のバーテンダーの方に監修をしていただいて練習をしたんです。
でも、それだけでなく、本当に作れるようになろうと自分でもいろいろ練習して。
ただ、そういう部分がどこまで役に生きるかわからないし。
板谷:
そうだよね、それが本当に役作りかといわれるとよくわからない(笑)。
三浦:
アプローチは役者さんによって違うと思うんですけど、僕自身は
「役になり切れているかな?」みたいなことはまったく思わないです。
だって、気持ち悪くないですか?(笑)
板谷:
それこそ殺人犯の役だったら、妄想するしかないからね(笑)。
「この感情、あとで使える」と思うのは職業病(三浦)
――役作りしていくうえで、自分と役と似ているところや
違うところを探したりもしますか?
三浦:
「自分もこういう体験をしたな」「似たような状況で悲しんだな」とか、
役と自分の経験や感情が重なるところを、引っ張りあげてみるっていうことは
あるんじゃないかな。
板谷:
あります、あります。「この感情って、あのときのあれかな?」っていうのもあるし、
もっと言えば、自分が怒りを感じているとき「あ、この感情使おう」って
思ったりするときもある。
三浦:
それはもう職業病です(笑)。すっごくよくわかります。
板谷:
「この感じ、覚えとかなきゃ!」って思うことってたくさんあるから。
常に、自分を俯瞰で見ている、もう一人の自分がいる感じ。子どもを叱りながらも、
「あ、私ってこんな叱り方するんだ」とか。
三浦:
同時進行でいろいろ考えられてうらやましいです(笑)。
僕は、冷蔵庫の中を見て「チーズがある。ワインがある。あ、ワイン飲もう」って、
目に入ったものに気を奪われてしまう。
でも、板谷さんみたいな方って、冷蔵庫を開けたら
「ワインか。これとこれでワインに合う料理が作れるな」って
同時にいろいろ考えられると思うんです。そのほうが、感情の引き出しが増えますよね。
板谷:
面白いですね、ひとつのことしか考えられないタイプ? うちの息子たちみたい(笑)。
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〝俳優あるある〟で意気投合したお2人の話題は、
だんだんプライベートへと移っていきます。
次回のPart3「日常生活の〝こだわり〟」では、
三浦さん、板谷さんがそれぞれハマっているものが明らかに!?