レ・ミゼラブル

2005-03-12 21:33:24 | 芸術徒然
レ・ミゼラブル@帝国劇場。

配役
ジャン・バルジャン 別所哲也
ジャベール 今拓哉
エポニーヌ 笹本玲奈
ファンテーヌ 井料瑠美
コゼット 知念里奈
マリウス 藤岡正明
テナルディエ 徳井優
テナルディエの妻 瀬戸内美八
アンジョルラス 坂元健児

本田美奈子さんが急病で降板だったのが、痛く残念。
お芝居ファンの友が彼女の歌を絶賛していたので。

「ああ無情」で有名なヴィクトル・ユーゴーの小説が原作。
それぐらいしか実はわからず、原作は読んでいないのでストーりーが・・・。

「明日を求めて生きる人」がテーマなのね。
ちなみに「レ・ミゼラブル」はフランス語で「社会悪」を意味するとの事。
ひときれのパンを盗んで19年投獄されたジャン・バルジャン。
またも銀の食器を盗んで逃走。しかし司教の諭しに改心する。
工場主となったバルジャンは、ファンティーヌを解雇することに。
しかし彼女は病で亡くなってしまう。そのひとり娘コゼットを幸せにすることを彼女と約束し
引き取って育てることに。そして革命に巻き込まれて・・・。



全体的には「ミス・サイゴン」と色調が似ているので比較して観てしまった。



台詞がすべて歌なので、劇団出身の人の方が聞き取りやすいという印象。
発声の仕方が違うのね。「ミス・サイゴン」の時にもお会いした坂元健児さん、笹本玲奈さんの
歌いっぷりはいかにもという感じでうまかった。

注目は知念里奈さん。
TVでは申し訳ないけどすごくうまいという印象はなかった。
高音は得意そうだけど、感情の無い感じというか。
でも、舞台ではやわらかい包み込むような歌声でなかなかよかった。
子守唄みたいだった。
あのお嬢様な白襟の紺のドレスも可愛らしかった。

別所哲也さん。
最後の方の歳をとるにつれての方が歌に深みがあってよかった。
なかなか力一杯という感じ。

結末はハッピーエンド。
バルジャンの波乱な一生。

人生は「終わりよければ、全てよし。」という風に思う。

最後に思い残すことはあるかもしれないけど、
振り返ってみて微笑みながら死ねるか。
そういう毎日を送っていたかどうか。

たまに考える。
今、私がこの世から突然消えることになったらどうなるか?
起こらないかもしれないけど、起こらないとは言い切れない。
だからその為にも日々は大切にしなくてはならない。
漫然といきてはいけない、と思う。










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2 コメント

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あれってハッピーエンドか?! (ひろちゅん)
2005-03-14 14:54:53
私もやっぱり観たくて、9日に行ってきたよv

・・・2階席だったけどね(^^;)

帝劇のミュージカルはここのところ必ず誰か死ぬなーって。死を語らずして芝居を成り立たせることが難しいのか、死を語るから舞台があるのか、それはよくわからんけれども。



やっぱり本田美奈子さんで観てみたかったね。
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え、違うの?^^; (こはる)
2005-03-14 22:45:47
そうだったんだ。

座席なかなか良く観えたよ。

今回はオペラグラスも持っていたので照明が明るい時は

表情まで見えたさ。ほんとにありがとう☆

やっぱり劇場によってもやる内容に色があるのかしら?

なんとなくミス・サイゴンと音楽とか舞台の切り替わりかたとかも似ている気がしたんだよね・・・。



今度はもっと人間くさいのを観てみたいなあ・・・・。
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