40歳からのカラーコーディネート

自分に似合う色を身につけるだけで、周囲に好印象を与えられます。装いに無頓着な40代以上の男性必読ブログ。

ハッとする色合わせ

2007-03-07 00:06:48 | Weblog
先日、通勤電車の中で久々にハッとするようなイイ男……、でなく(^^;ゞ)素敵なカラーコーディネートの男性に遭遇しました。

ヨーロッパ系外国人。髪はオリーブがかった深い茶色で典型的なオータム。皮膚の色も日本人的。白人だけど、真っ白ではありません。この人は暖色系の濃く抑えた色が似合う色彩群・オータムに属すると思いきや、服装は定番から大きく外れていました。

先ず、シャツは純白。織柄もなくフラットな生地。スーツは限りなく黒に近いチャコールグレーに、かなりはっきりした白いペンシルストライプ。ここまでは典型的な寒色系の色合わせなんですね。
しかし、ネクタイはオレンジといっていいほどの鮮やかな山吹色。生地もかなり光沢がある材質で派手!そこに、くすんで落ち着いた色みの青いマフラーをさり気なくかけてます。

うーん、難しいっ!一体、この人のベストカラーは何?この組み合わせは絶妙で、しばし、目が離せませんでした。
何しろ、普通、チャコールグレーにはこのネクタイは合わせないでしょ?という斬新な取り合わせ。私なんて、グレーが苦手なので、つい綺麗なピンクやほっこりした黄色などの無難な定番カラーをもってきてしまいます。

それにしても、あの派手なネクタイの見事な合わせ方には脱帽。
オレンジ系は得意な私ですが、サテンのようなギラギラした光沢のあるものは裏地みたいで安っぽく映るので、選びません。橙色は質感に要注意!でも、その男性のは全く問題なし。
派手な色をクールに決めたい時は無地に限ります。色の美しさだけが強調されますから。だからと言って、全身無地で固めると単調。それに負けないくらい主張のあるペンシルストライプのスーツをメインにもってきたのが彼の装いの勝因でしょう。

すごいわ、すごいわ、一体、何者かしら?と電車を降りる時も未練がましく振り返ってしまいました。
お手本になる人は眺めてるだけでも刺激を受けてセンスを磨く助けになります。
春は眠くなる季節ですが、居眠りせずにちょっと周囲を見まわしてみるのも楽しいものですよ。