今春、男性ファッション業界は「きれいめ色」を仕掛ける様子。
昨年あたりから明るく淡いペールカラーの衣料品が好評で、その人気が中高年男性にも飛び火しそうな勢いなんですって(2006年1月27日付・日経流通新聞20面より)。本当か?
しかし、ちょっと待って!と私は言いたい。綺麗な色を身につけていただきたいのはやまやまですが、仕事着としてのペールカラーは難しいですよ~。
先ず、色あわせ。紺やグレーのようにハッキリした色のジャケットやネクタイは比較的何も考えなくても手持ちのアイテムと無難に馴染みます(その分、面白みも失せますが^^;)。でも、きれいめカラーはそう簡単にはいきません。微妙な色というのは何を合わせるかによって、色が引き立ちもすれば極端にチグハグに映ったりしてビミョウ。
次に質感。薄い色は生地の風合いを如実に表すので品質の劣るものだと安っぽさの極致。
「こんな何にでも応用できるってわけでもない色のジャケットに高い金払えるか~」ってお考えならランクを落とした同系色を買うのはおやめください。上質でこそキレイさが際立つのです。
最後に管理。これが一番の問題かも。お昼にお蕎麦をかきこんで、ふと胸元を見るとソバツユが飛んで……。こういうことってありがちでしょ?慌ててシミ取りしようと水つけてこすっても輪ジミが広がるだけで余計目立って取り返しのつかないことに。当然ながら、袖口の汚れも目立つし、ネクタイのちょっとしたシミもくっきりはっきりで、情けない~。
きれいな色はきれいな状態で着てこそ美しいのであって、少しでも汚れると清潔感が大幅に損なわれる厄介なもの。シャツなら毎日家でザブザブ洗えるので気楽ですが、ジャケットやネクタイのようにクリーニングに出すしかないものは億劫ですよね。
きれいめジャケットは忙しいデスクワークや慌しい食事をしなくてもよいシーンで活躍させて、通常業務の際は、やはり従来どおりご自分の慣れ親しんだ色でよろしいのではないでしょうか。何せ、ジャケットはシャツに比べると高価。そう何着も揃えられるものではありません。
上着を脱いだ時、ハッとするようなキレイな色のシャツを着ているだけでも周囲に爽やかな印象を与えることはできるし、白しか着なかった男性なら気分転換にもなるでしょう。
夏のクールビズのようにオフィスで上着を着用しなくてもよい時期になれば話は別ですが、秋冬物(いわゆる合モノ)のシーズンは、まだまだジャケット着用は一般的なので普通にしてても袖や襟の汚れはつきます。
シミや汚れの目立つ服で堂々と相手を見ながら商談できますか?部下に注意できますか?
服装に気を遣うのは大切ですが、着ていて気が散って……というのでは本末転倒。
私自身、きれいな色が似合うし(ちなみにパーソナルカラーはスプリング)好きなもんで、つい好みの色のスーツを見つけると買ってしまいますが、イベントや大切な面会がある日にしか会社へ着て行きません。服の汚れを気にして仕事はできませんから。
服を新調する際は流行や仕掛けに安易に流されず、どういう場面で身につけたいのか「よ~く考えよう♪」。
昨年あたりから明るく淡いペールカラーの衣料品が好評で、その人気が中高年男性にも飛び火しそうな勢いなんですって(2006年1月27日付・日経流通新聞20面より)。本当か?
しかし、ちょっと待って!と私は言いたい。綺麗な色を身につけていただきたいのはやまやまですが、仕事着としてのペールカラーは難しいですよ~。
先ず、色あわせ。紺やグレーのようにハッキリした色のジャケットやネクタイは比較的何も考えなくても手持ちのアイテムと無難に馴染みます(その分、面白みも失せますが^^;)。でも、きれいめカラーはそう簡単にはいきません。微妙な色というのは何を合わせるかによって、色が引き立ちもすれば極端にチグハグに映ったりしてビミョウ。
次に質感。薄い色は生地の風合いを如実に表すので品質の劣るものだと安っぽさの極致。
「こんな何にでも応用できるってわけでもない色のジャケットに高い金払えるか~」ってお考えならランクを落とした同系色を買うのはおやめください。上質でこそキレイさが際立つのです。
最後に管理。これが一番の問題かも。お昼にお蕎麦をかきこんで、ふと胸元を見るとソバツユが飛んで……。こういうことってありがちでしょ?慌ててシミ取りしようと水つけてこすっても輪ジミが広がるだけで余計目立って取り返しのつかないことに。当然ながら、袖口の汚れも目立つし、ネクタイのちょっとしたシミもくっきりはっきりで、情けない~。
きれいな色はきれいな状態で着てこそ美しいのであって、少しでも汚れると清潔感が大幅に損なわれる厄介なもの。シャツなら毎日家でザブザブ洗えるので気楽ですが、ジャケットやネクタイのようにクリーニングに出すしかないものは億劫ですよね。
きれいめジャケットは忙しいデスクワークや慌しい食事をしなくてもよいシーンで活躍させて、通常業務の際は、やはり従来どおりご自分の慣れ親しんだ色でよろしいのではないでしょうか。何せ、ジャケットはシャツに比べると高価。そう何着も揃えられるものではありません。
上着を脱いだ時、ハッとするようなキレイな色のシャツを着ているだけでも周囲に爽やかな印象を与えることはできるし、白しか着なかった男性なら気分転換にもなるでしょう。
夏のクールビズのようにオフィスで上着を着用しなくてもよい時期になれば話は別ですが、秋冬物(いわゆる合モノ)のシーズンは、まだまだジャケット着用は一般的なので普通にしてても袖や襟の汚れはつきます。
シミや汚れの目立つ服で堂々と相手を見ながら商談できますか?部下に注意できますか?
服装に気を遣うのは大切ですが、着ていて気が散って……というのでは本末転倒。
私自身、きれいな色が似合うし(ちなみにパーソナルカラーはスプリング)好きなもんで、つい好みの色のスーツを見つけると買ってしまいますが、イベントや大切な面会がある日にしか会社へ着て行きません。服の汚れを気にして仕事はできませんから。
服を新調する際は流行や仕掛けに安易に流されず、どういう場面で身につけたいのか「よ~く考えよう♪」。