40歳からのカラーコーディネート

自分に似合う色を身につけるだけで、周囲に好印象を与えられます。装いに無頓着な40代以上の男性必読ブログ。

今さらですが……色のお話

2007-03-03 00:46:09 | Weblog
月刊誌『リベラルタイム』2月号の「役に立つ健康情報」の中で、中京女子大の色に関する研究結果が載っていました。

彩度(鮮やかなのか、くすんでいるのか)、明度(明るいか、暗いか)が対照的な色紙を被験者に見せて脳波・脈拍・皮膚温度等を測定したそうです。その結果は、見事カラーのもつイメージや効果が科学的にも立証できることを物語っていました。

例えば、赤を見た直後は手足の温度が上昇し、リラックス度を示す脳波のα波が減少するそうです。
赤は「勝負色」!情熱や強気を表す色ですね。だからこそ、大切な商談のある日や自分を猛烈にアピールしたい場合は目立つ部分に赤を用いると効果的といわれています。見る者のリラックス作用が低いのは当然と言えば当然ですね。

また、青は皮膚温度を低下させ、α波が上がり、沈静効果があったとのこと。
青はカラーの世界では、「落ち着き」「信頼」を表す色とされていますが、実際に体温まで下げるとは!しっかり、科学的根拠があるんですねぇ~。何だか今さらながら、ビックリですぅ(^^;

ちなみに白は、多少α波は上がるものの青ほどではないそうです。白は清潔な印象を与える色ですが、同時に冷たさも併せもつため完全なリラックス状態にはなれないのかもしれません。
白壁に囲まれた部屋では寒々しくてあまり落ち着きませんし、白衣の似合わない医者はキツイ雰囲気になって近寄りがたい……。最近の病院では、白衣ではなく淡いピンクやブルーの制服を着た医療従事者を見かけますが、これは患者に与える印象を考えてのことでしょう。

意外だったのは、リラックス度が最も高いのが黒!
確かに、黒を見ても高揚感は得られません。暗くなると眠気を催すのは人間の生理に合ってるし、実験でもα波がたっぷり出たのでしょう。でも、眠くなるのと、精神的に落ち着くのは微妙に違います。
黒には都会的な印象と同時に独創性に欠ける、高圧的といった否定的なイメージも含まれます。
黒を着ていると落ち着くからと年中、黒ばかり着ている人が結構いますが、「いつも同じで面白みがない」「そのスジの人みたい」と周囲は感じているかも。

服装は自分を引き立て、相手に自分の存在を印象付けるための大切な要素。時には、自分の好みだけでなく、相手の目にどう映るかを意識して色選びをする戦略的な試みも必要です。
何せ、科学的にも根拠のある話なんですから、効果は期待できますよ~(^^)