40歳からのカラーコーディネート

自分に似合う色を身につけるだけで、周囲に好印象を与えられます。装いに無頓着な40代以上の男性必読ブログ。

ロシアの町並み

2008-02-11 22:45:46 | Weblog
先週、先々週とTBS「世界遺産」でサンクトぺテルブルクをやってましたね。
年末に私自身、旅行したこともあり、懐かしいような気分で観ました。
美しい街並みが映し出された時、現地ガイドの案内を思い出しました。

建物が、どれもクリーム色や薄緑、水色といった淡い色合いで縁取りは大抵、白。なんだかとっても可愛らしい建物が多いんです。ある地区限定でなく、どこに行っても同じような色調。

ガイド氏、曰く「日差しのないロシアの冬は長く陰気。少しでも明るい気分にするために建物の色はこういうパッときれいな色に統一することになっている」。
へぇぇ~、ロシアがねぇ、と正直驚いてしまいました。
何となく、そういうことを気に掛けるお国柄だと思っていなかったので……。

かたや、日本では冬になると、表現できないような澱んだ色のジャンパーやパンツのおじさまが多くなるのですが、なんでわざわざああいう暗い色を選ぶかなぁと常々疑問でした。
くすんだ鈍い色みは背筋が縮こまるような不景気さに満ち満ちているんですよね~。不吉!

一見、お堅いロシア人も可愛らしい色をつかって気分を盛りたてようとするんです。しかも、お金のかかる家で!
洋服なんていくらでも買換え可能なんですから、暗い色がお好きな人でも寒い冬には温かみのある綺麗なカラーを身につけるほうが絶対、周囲にもいい影響を及ぼします。

気の利いた話をたくさんしてくれたガイド氏はとっても知識豊富で日本語はペラペラ。日本に1年いたことがあると言っていたけれど、地方のことまで異様に詳しい。皆がいろいろ尋ねても個人的な話はしたがらない。
ツアー客同士で「彼は絶対、冷戦時代のスパイの生き残りだよね」とささやき合っておりました(^^;