40歳からのカラーコーディネート

自分に似合う色を身につけるだけで、周囲に好印象を与えられます。装いに無頓着な40代以上の男性必読ブログ。

普通のスーツを普通に着るということ

2007-12-26 01:22:29 | Weblog
先日、服飾デザイナーの稲葉賀惠さんが「オジサマ世代は普通のスーツを普通に着るのが一番」とのご意見を新聞に載せていました。
深いです。デザイナーならではの真理をついた、まっとうなご指摘です。

ヘンに流行を追ったり、若者に媚びて年齢不相応なものを着るのは、確かに、はたで見ていて少々辛い。無理してるなぁ、と……。
もちろん、これは女性も同様で、後姿はヘアスタイルもファッションも10代、20代ってカンジなのに正面から見ると明らかに中年婦人で、同性から見てもギクッとすることがあり、男性に限ったことではありません。

例えば、最近、男性のスーツも細身が流行ですよね。
でも、どんなに痩せた人でも若いときとは肉の付き方が違うので若い人用に作られたサイズの服を入るからといって着ていると妙にピチピチしてブキミなこともあります。
そういう時は、やはり自分の世代のスーツを作っているメーカーやブランドで最新のトレンドをちょっぴり取り入れたものを選べは安心。
体の欠点をうまく隠したパターンになっています。

色も同様。冬の白は本当に素敵で、今年はコートでも登場していますが、どんなに白が似合う人でも年齢と共に絶対、顔色はくすみます。
特に男性は女性と違い、メイクをしないのでそれをカバーする手段がありません。
白のセーターやブルゾンなどを着るときは、白が得意なウィンターの人であっても、純白は避けて、少し、彩度を落としたもの(ギラギラしない色)を選ぶと顔映りが良くなります。
特に冬は顔色が悪くなりがちなので、他の季節とは異なる考え方も必要だと私は思うのです。

しかし、普通のものを普通に着ているのに、「どこがどうというわけでないのに、あの人はカッコイイ」と佇まいに憧れられるような存在になるには修行しかありませんね。
一見、簡単なようで、実はすっごく難しいことを要求しているイナバヨシエなのでした。