東京はソメイヨシノが満開。自然の風景がひときわ美しい季節になりました。
あちこちですごい数の花見客ですが、なぜ、私たちは屋外に出て自然に触れたいと思うのでしょうか。「癒しを求めて」と言われますが、何が癒し効果となっているのか?それは、自然のもつ絶妙な色のバランスが人の心に安心感を与えてくれるからだと私は考えています。
今が盛りの桜の美しさは、薄ピンクと黒のコントラストの妙にあります。ただ、薄い色だけの花がたくさん咲いてもぼや~っとしてしまうところを、黒っぽい幹や枝がキュッと引き締め効果で、より花たちの可憐な色を引き立てているのです。
優しい色と強い色。このような取り合わせは自然界に結構あります。
「目に青葉」というように初夏の明るく生き生きとした新芽のグリーンは決してドギツクなく、目に柔らかですが、茶色の幹とのコントラストは鮮やかで清々しい気分にさせてくれますね。
また、花の色が強いと葉や茎の色、雰囲気は柔らかで主張せず、花を前面に押し出す効果的なコーディネートとなっているんです。
例えば、チューリップの赤や黄色のくっきりしたビビットカラーの花弁が目立つのは、すっと伸びた茎や葉の質感や抑え目の緑が対照的だから。これが、葉っぱまで花に対抗するかのようにワサワサ茂っていたら、あの全体の可愛らしさは損なわれます。うまく、できてるもんですね。
ビルの色が街の景観を壊す、と色の塗り替えを求められるケースがあるようですが、これも自然界のバランスを無視しているから。周囲の雰囲気からかけ離れたような建造物が大きく視界を遮ると、それだけで見ているほうは落ち着かないのに、色まで不安感を煽るようなものにしてしまうと、そりゃ近隣住民も抗議に立ち上がりますよねぇ。
色は見る者に安心感や高揚感を与える一方で、場にそぐわなければ不安感・嫌悪感を抱かせます。服装も同じで、自分がいいと思って着ていても、周囲からすると目障り・不愉快と映ることもあるんです。
私たちの身の回りには自然という良いお手本があります。
自然の色にはヘンな思い入れがない分、無理なく穏やか。一見、派手すぎる色も、どこかで必ず調和を図っているものです。
これからの季節、通勤路や昼休み、仕事の移動中などに街路樹や公園、道端の草木、ご近所の庭先など、少し関心をもって眺めると遠くになんか出かけなくっても、きっと和やかな気分なれますよ。
その時、「ははぁ、チャコールグレーのスーツには桜色のカラーシャツを合わせるとイケルかも」とか「青々とした芝生からのぞく土の濃い茶の組み合わせはそのままゴルフウェアに使えるな」、「ハクレン(白蓮)みたいなミルク色の白いワイシャツないかなぁ」などと、自然の中の色を観察しつつ、自身の装いに思いを巡らしたりするのも風情のあることではありませんか♪
あちこちですごい数の花見客ですが、なぜ、私たちは屋外に出て自然に触れたいと思うのでしょうか。「癒しを求めて」と言われますが、何が癒し効果となっているのか?それは、自然のもつ絶妙な色のバランスが人の心に安心感を与えてくれるからだと私は考えています。
今が盛りの桜の美しさは、薄ピンクと黒のコントラストの妙にあります。ただ、薄い色だけの花がたくさん咲いてもぼや~っとしてしまうところを、黒っぽい幹や枝がキュッと引き締め効果で、より花たちの可憐な色を引き立てているのです。
優しい色と強い色。このような取り合わせは自然界に結構あります。
「目に青葉」というように初夏の明るく生き生きとした新芽のグリーンは決してドギツクなく、目に柔らかですが、茶色の幹とのコントラストは鮮やかで清々しい気分にさせてくれますね。
また、花の色が強いと葉や茎の色、雰囲気は柔らかで主張せず、花を前面に押し出す効果的なコーディネートとなっているんです。
例えば、チューリップの赤や黄色のくっきりしたビビットカラーの花弁が目立つのは、すっと伸びた茎や葉の質感や抑え目の緑が対照的だから。これが、葉っぱまで花に対抗するかのようにワサワサ茂っていたら、あの全体の可愛らしさは損なわれます。うまく、できてるもんですね。
ビルの色が街の景観を壊す、と色の塗り替えを求められるケースがあるようですが、これも自然界のバランスを無視しているから。周囲の雰囲気からかけ離れたような建造物が大きく視界を遮ると、それだけで見ているほうは落ち着かないのに、色まで不安感を煽るようなものにしてしまうと、そりゃ近隣住民も抗議に立ち上がりますよねぇ。
色は見る者に安心感や高揚感を与える一方で、場にそぐわなければ不安感・嫌悪感を抱かせます。服装も同じで、自分がいいと思って着ていても、周囲からすると目障り・不愉快と映ることもあるんです。
私たちの身の回りには自然という良いお手本があります。
自然の色にはヘンな思い入れがない分、無理なく穏やか。一見、派手すぎる色も、どこかで必ず調和を図っているものです。
これからの季節、通勤路や昼休み、仕事の移動中などに街路樹や公園、道端の草木、ご近所の庭先など、少し関心をもって眺めると遠くになんか出かけなくっても、きっと和やかな気分なれますよ。
その時、「ははぁ、チャコールグレーのスーツには桜色のカラーシャツを合わせるとイケルかも」とか「青々とした芝生からのぞく土の濃い茶の組み合わせはそのままゴルフウェアに使えるな」、「ハクレン(白蓮)みたいなミルク色の白いワイシャツないかなぁ」などと、自然の中の色を観察しつつ、自身の装いに思いを巡らしたりするのも風情のあることではありませんか♪