遊亀公園附属動物園スタッフブログ

甲府市にある遊亀公園附属動物園で働くスタッフのブログです。
普段は見られない動物たちの暮らしをお届けします!

インターンシップ生の動物園訪問レポート(1)

2012年08月24日 14時12分38秒 | 日記

初めてなのに、初めてじゃない?


皆さんこんにちは

そして、初めまして。

現在、甲府市役所においてインターンシップをさせていただいている山梨学院大学のミヤザキです。

今度、動物園のスタッフに代わり、ブログを書かせていただくことになりました

 

始めに断っておきますが

これはあくまでも仕事なので、いくら私が十年振りの動物園だからといって

この時点で既にワクワクなんてものはしていません

なので、周りの職員さんが年甲斐もなくはしゃいでいる私を見て暖かく微笑んでいるのも気にしません(笑)

 

ここでの楽しさ面白さが伝わればいいのです 

 

さっそく出発です

 

現在、遊亀動物園には51種類289点の動物が飼育、展示されています

 

さすがに、すべての動物たちを紹介していたら日が暮れてしまうので、

今回は、同じくインターンをしている相棒のマキさんと分担し、

さらにその中で、私がビビッと来た子を紹介したいと思います

 

 

まずは、この子

 

レッサーパンダの『茶太郎』です。

可愛いですね

 

今回、特別に案内してくれた飼育員さんによると

元々、パンダというとこの子達のことを言うそうで、後に名づけられたジャイアントパンダがパンダの代名詞をとってしまったので区別するために小さい方のという意味の『lesser』が付けられたのだと教えてくれました。

 

さらにもう一つ。
今年の甲府は特に暑いです

レッサーパンダは20℃以上の暑さには弱いそうで、

毎年夏になると彼らの体調が気がかりだとつぶやいた飼育員さん。 

 

その目は、わが子を心配するやさしいお父さんそのもの。

 

まだまだ残暑厳しい夏の日差しの中、

すこし夏ばて気味の茶太郎でした  

 

 

さて、

次の子に行く前に

この動物園を影で支えている飼育員さんの一人で

すごい方を見つけたので紹介します。

それがこのお方

 

残念ながら名前を伺うのを忘れてしまったのが悔やまれますが、

ちょうど動物たちのご飯の準備中らしいのです。

(普段ここには入れません)

そして、この飼育員さんは山盛りになっている野菜をただ切っているのではないのです。

 

なんと

 

餌を食べる動物たちの生態に合わせて斬り方と分量を分けていたのです

 

ビーバーやワラビーなどの手を使う動物には短冊切り、

小さな動物には食べやすいように小さく輪切りにするなどの配慮がなされていました。

驚きです。

今まで、餌のことまで気にしたことがなかったのですが、

彼らの食事にも飼育員さんの愛情が詰まっているのだなと感じる瞬間でした

 

皆さんも、訪れた際には動物たちの食事にも

注目して見てみてください

 

 

さて、最後に古株の長老を紹介します。

 

ゴマフアアザラシの『てんちゃん』です

今年で30歳になりました

人間に換算すると80歳にもなるお婆ちゃんアザラシです。

とっても長生きです!

 

 

不思議な格好で寝ています(笑)

 

ちなみに、てんちゃんの食事は一日に3kg

しかし、これから徐々に量を増やしていくとのこと。

 

その理由を尋ねると

冬に向けて体力と脂肪をつけるためで、

元気に冬を乗り切るための準備なのだそうです。

太ることも大事なことなんですね

 

 

まだまだ遊亀動物園にはたくさんの仲間たちがいます

 

やぎ

 

ぞう

 

ライオン

 

ウルトラマン

 

もっとほかにも紹介したい子はたくさんいるのですが

これ以上やると長くなってしまうのでこのへんで。

 

 

さいごに、

ここ遊亀動物園は、昔ながらのアットホームな空気を持つ

暖かい場所です。

 

多くの親子連れが訪れ、子供たちには思い出の一枚となり、

逆に大人の方は懐かしさに子供のころの記憶が蘇ると思います 

 

 

初めてなのに、昔何度も来たような。

 

そして、また行きたくなるようなこの場所に

 

みなさんもぜひ足を運んでみてください

 

 

 

以上、ミヤザキでした