kochikika ノート

旧「こちら某中堅企業企画室」。リーマン話、時事の話、パリーグ話など。ぼちぼちやってます。

4月1日以降に予想できる憂鬱な話など

2008-03-14 23:55:18 | 仕事関連

入社1年以内に休・退職する「カゲロウ社員」急増中!【『うつ』のち、晴れ 鬱からの再生ストーリー】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

銀色の優美な羽根を持つ、ウスバカゲロウ。寿命が短いことで知られ、「儚さ」の代名詞として知られている。
ところが、最近は企業内にも「カゲロウ社員」が増えつつある。なんと、入社して1年経つか経たないうちにうつを発症し、休職、あるいは退職していく新人が後を絶たないというのだ。

こちらで取り上げたように、4月から当方の下に新入社員、それも2名、しかも女性が入ってくることになっており、まさに恍惚と不安二つ我にありという状況なのだが、このような記事を見るとこちらがうつになりそうである。

ただこの点についてはとにかく当人たちに会ってみなければ何ともいえないので、今は粛々と育成の手法についていろいろと考えてる最中である。しかし育成以外のことで憂鬱になりそうな事態が起こる可能性が高いことがこのほど判明した。

3月も半ばを過ぎると、当方の元に若い女性が2名もやってくるという話が当然周囲に伝わるわけである。となると、冷やかしの声がかかるのは想定内であったのだが、支店で事務職を束ねていた元庶務課長とか、自称チョイ悪親父(あえて漢字)とかが、冷やかしの声に続いて、女性社員を扱うにあたってはアレをやってはいけない、コレをやるといい、などとアドバイスをくれたりするのである。

アドバイスが欲しいのも確かだが、もはや目に浮かぶのは、数ヵ月後に当方の育成ぶりをどこからかで眺めつつ、あるいはお局からの情報を耳に入れつつ、したり顔でやってきて、「kochikikaくん、だからこれに気をつけなっていったじゃない」と再アドバイスにやってくる彼らの姿である。飲み会の話題もこれである。間違いない。彼らの興味津々ぶりは痛いほど伝わってくるのだ。

育成そのものは問題があっても逃げるわけにはいかないが、リーマンやってて何が嫌かって、できれば避けたい低次元の問題が避けられないとわかったときである。
まあ実際はスルーするしかないのだが、スルーが決まって気持ちいいのは、サッカーと同様、流れの中での動き。飲み会の席などで、にやにやしながらこっち見てて、「来るぞ来るぞ」と思っているときにパスを受ければ、年長である彼らへの儀礼という面もあり、足元に納めてしまうのが当方のいいところなのだ。

しかしそういう話題になれば、新人さんのキャラ話をせざるを得なくなり、それは回りまわって本人らにゆがんだ形で伝わる可能性もあるので、やっぱり避けたい場面。
育成シミュレーションと同様、スルーの練習も必要と感じる今日この頃だが、4月になったら、それどころではなくなるであろうし、レイアウト変更の肉体労働も一段落したので本日は寝ることとする。

なお、日曜はレイアウト変更後のLAN作動テストのため出勤である。選考マラソンが先週終わってて良かったと思うが、新人さんの受け入れにおぢさん達は心身ともに結構汗をかいている。そのことを冒頭のニュースを不安になりながら見ているルーキーがいたらお伝えしたいなと思いつつ。。



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6 コメント

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おそらく (音次郎)
2008-03-16 15:17:57
「2人」というのが味噌なんだと思います。これが1人だと、kochikikaさんと懇ろになってしまうのを会社が懼れたのだと思います。女優と映画監督みたいなもんで、企業社会においては上司(インストラクター)と新人女性が男女関係になる蓋然性が高いのですよ。2人だと相互牽制が働きますからね。ご自愛ください。。
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Unknown (kochikika)
2008-03-16 20:37:25
音次郎さん、毎度どうもです。
本日の日曜出勤で、総務の人に「片方は」別嬪さんだと言われ、何だかなと思いつつ肉体労働をこなしてきましたが、確かに「一般論としては」アリな話でしょうね。>懇ろの件
当方の場合はいいひとなんだけど…と言われ続けてウン10年の人生ですから自身ではあまり気にしてませんし、新入社員の大部分が現場か支店に行く弊社ではそこまでの深謀があったかは?でありますが、過去のリーマン人生でありえない取り合わせを何度か目にしてきましたから、銀行から来た人事担当の役員あたりから見れば、どうせならということで2人配置ということになったかもしれませんやね。
しかしリーマンの先輩である親父からも脅されてしまい、ますますうつな週末でありました。
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まぁなるようになりますよ (もりしゅん)
2008-03-21 00:39:35
 女の子で厄介だなぁと思うのは一度信頼を失うと修復が大変な所ですよね。多くの人はそこを想定して色々と指南してくるんだろうとは想像します。

 自分はかなり以前派遣やバイトのお姉ちゃんに対する窓口みたいな役割をやってた事があって、何度かバカバカしい失敗もやらかしましたけど、やっぱり修復不能なレベルまで行った時って明確な原因が有りましたよ。自分も若かったですしね。

 今も若い女の子の多い職場ですけど、余程の地雷に出くわさなければ過剰に『平等』を心配する程の事は無いと思いますね。「贔屓しなきゃいい」程度で十分じゃないでしょうか。仮にそうなっていても不満を持っている方が何となく匂わせてくれるはずですよ。

 kochikikaさんだったら問題無いと思うな。

 ちょっとウザかったかな?
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あともう1つ (もりしゅん)
2008-03-21 00:49:31
 新入社員が1年未満で辞めちゃうって話はちょっと興味が有りますね。実際自分の周りでもそういう例を聞きますし...若者の気質の問題なのか、それとも昔に比べ職場から最低限の居心地の良さが失われているのか?

 自分は今リーマンじゃないから職場の空気に関しては強い実感は無いですけど、垣間見る限り自分が若い頃よりはドライな印象で新入社員がいきなり放り込まれたら人によってはキツいのかもと感じる時は有ります。

 まぁこういうのは大抵両方なんでしょうけど。
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あ、あとこっちもだ (もりしゅん)
2008-03-21 02:18:47
 ニュータイプの鬱は自分の周囲ではちょっと聞かないけど、就職が近付く時期が来て「ニートに『なった』」という人の話は聞いた事有る。

 『従業員』という言葉が存在する通りで、入社すればある程度の忠誠心は求められるものなわけですが、『自己愛』な人達はその段階から『会社組織』という価値観とは相容れないわけですよね。

 ちょっと前に「働いたら負けだと思う。」みたいな迷言が有ったけど、これが無条件服従への反旗なんだとしたら、散々揶揄されたこの価値観を潜在的に持っている人は実は案外多いのかも、なんて思うわけです。

 ひょっとすると俺みたいなアホが増えてるのかも知れませんな。それならゴキブリ並みの生命力でも身に付けなきゃ。

 スンマセン、最近若い子達と話をしていて『気質』の違いを感じ始めたのが興味深く、まだその考えもまとまらないまま断続的に反応しちゃいました。
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Unknown (kochikika)
2008-03-21 23:25:11
おお、ありがたき連投、痛み入ります。

当方の4月以降の話はおいといて、リンク先の3パターンを見るに、パターン2が自分にとって最初の会社を辞めた理由に近く、パターン1が2度目の会社を辞めた理由に近く、現在はパターン3のような愚痴をこのブログで晴らすという有様であり、昔から多かれ少なかれあった話ではなかったかと。
その線で行くと、もし現在「カゲロウ社員」が増えているなら程度の問題ということになるのですが、酒好きとアル中、一途な愛とストーキングでは全く違うように、程度ってのがまさに問題なのですよね。
いわゆる大人になることの要素のひとつが程度を知るということになるんじゃないかと思っているのですが、酒の量を吐いて覚える前に、飲むことを拒否もしくはオレの限界はこんなもんじゃねえと毎回吐かれたら連れてく側はちと困るというわけです。
また自己愛という線でいくと、まさに愛にはいろんな形があるわけで、残業の連続に陶酔してるのもいるし、組織の中で職人気質を貫く人もいる。関係ないですがむしろニートってのは結構自虐的な愛なのかなと思ったりしますね。やはり注目浴びたり尊敬されたりする方が気持ちいいでしょうから。
しかし当方も転職経歴が示すように自己愛は相当強いので、程度の差が大きすぎて聞く耳も持たないような人に遭遇したら、自分可愛さのために育成放棄に走ると思います。そもそも今回の育成愚痴話は自分への心配が大部分ですから。
こっちの方がまとまってません。申し訳ない。こんなときは野球でも観てマターリだ。
そういやどっちかがパリーグ好きだといいな…ん、となると贔屓になって…
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