高校で「古文」の授業は 大嫌いだった
生意気盛りの2年生の時で
「女性・時間講師」という 日常的に廊下ですれ違うこともない
所謂 「なめてかかっても 後でビンタが飛んでくることもない」 相手…
いつも 一番前の席で 思いっきり寝てた デス…(今ではとても反省してます)
でも 感動がないんですもの 古文の教科書/授業って…
高2の男子には 想像力が貧弱で
もっと 直接的な 「結婚しようよ」 とか
「心の旅」 みたいでないと わからなかったんだ
受験の時だって
「ぞなんやか 連帯 こそ 已然(いぜん)」って 呪文だったし…
2015/02/16 06:19:48
こんなんを バシッと 見せて
春はあけぼの 枕草子 書いたの誰? なんて
そういう授業だったら もっと面白く受け入れられたのかもしれない…
だって その「なめてた」教師からでも
1つだけ 教わって感動して憶えている 一行があって
「万葉集」巻2 131 柿本人麻呂
高校2年のワタシには
石見の海なんか どーでもいいのさ
なにやら ぐじゃらぐじゃらと
最初の方は のろけてんだか まどろっこしいこと おびただしく
わけわからん 文言の羅列… なのだけど
最後の最後に
「妹が門見む なびけこの山」
遠くに残してきた 愛しい妻に逢いたいから
だから 山よ 平らになってくれ!
そしたら 遠くに きっと妻が見えるから!
っと その大きさを「なめてた」教師が説明してくれた
たった1つだけど それは 間違いなく 憶えている
先生 ごめんなさい そして ありがとう
だから って 万葉集を もう一度読もう
なんては 思わないのですが…
きょうも たのしいことが たくさんありますように