日本維新の会 神戸市会議員 大井としひろの活動報告「おーいブログ」です。

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障害者、家族の声を施策に反映を・・と要望。神戸市障害者施策推進協議会報告

2007年08月30日 14時10分39秒 | おーいブログ
since.2005.4.17

8月28日の火曜日の16時から神戸市1号館14階の大会議室において、神戸市障害者施策推進協議会が開催され、私も神戸市精神障害者家族会の代表として出席しました。

当日は、学識経験者、医療関係者、障害当事者団体及び障害者を支援する団体、地域で障害者を支援する団体の委員20名と幹事として神戸市保健福祉局障害福祉部長以下、神戸市障害福祉部職員が出席し、
1.「平成18年度神戸市における障害者施策の状況について」
2.「平成19年度神戸市における障害者施策の実施計画について」
3.「数値目標などの達成状況について」

神戸市保健福祉局生涯福祉部から説明を受けました。

《要旨以下のとおり》

参考:神戸市障害者保健福祉計画2010後期計画について

1.「平成18年度神戸市における障害者施策の状況について」
2.「平成19年度神戸市における障害者施策の実施計画について」は、

1.総論
基本原則:人権の尊重と選択の保障
基本目標:ともに住み続けたくなるまちをめざして
    -障害があってもなくても、
       安心して豊かに暮らせるこうべを、みんなでつくろう-
○施策の状況
・障害者自立支援法のスムーズな実施
・障害者地域生活支援センターの設置など相談窓口の充実
・グループホーム等の充実
・精神化救急の充実など

2.基本的な方向の沿って
○ノーマライぜーションと社会参加の実践
・地域生活への移行
・一般就労の推進
・福祉的就労の充実
・多様なサービスの確保など

3.各論に沿って
○相談・情報など
○住宅サービス
○住まい
○保健・医療
○啓発など

4.計画の運用について
○実施計画の策定状況
○実施状況の確認
○計画実施状況等の評価・改善及び市民への公表の状況
・事業ごとの状況と計画一覧

について、説明があった。

その後、今後の障害者施策に対する意見について、申し述べる機会があったので、精神障害者家族の代表として、私から「自立支援法が制定されて1年半が経過した、いろいろ自立支援法に対する意見があるが、精神障害者家族から見ると知的・身体・精神の3障害が一体となったことで、精神障害者家族にとっては一歩も二歩も前進したと思っている。

今後は、当事者・家族の望むサービスの提供に努めてほしい。

精神障害は、だれにでも起こりうる病気であり、特に最近の日本のストレス社会においては、潜在的な精神障害者の実態は、もっとたくさんの精神障害を患っている方々が居るのではないか。

神戸市で把握している精神障害者の数よりももっと多くの人々が悩んでいるのではと思っている。
是非、心のセンターを暫定的な施設から整備された本格的な当事者も家族も行政も出来れば医師も入ったセンターとなるよう早急に整備されたい。

障害にも程度があり、軽微であれば早期治療で完治も可能である。
気軽に治療が出来るようだれもが飛び込んでこれるセンターを是非整備してほしい。

くれぐれも障害者自身、家族が望むサービスの提供が出来るよう障害者家族の声を聞いてただき、障害者施策の展開をお願いしたい。」と意見・要望を述べさせていただきました。

今後も障害者家族の方々のお役に立てるよう努めてまいりたいと思っています。
ご意見等ございましたらお気軽にお聞かせ下さい。

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神戸市会議員大井としひろの神戸市会ニュース(2007.8月号)配布中です

2007年08月13日 17時35分21秒 | おーいブログ
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神戸市会ニュース 大井としひろ市議会ニュース2007.8月号 表面 裏面
を配布中です。

主なニュースは、民主党神戸市会議員団諸役の構成が決定しました。

参議院選挙の関係で市会ニュースの発行が遅れていましたが、やっと配布することが出来ました。是非ご一読下さい。

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神戸市精神障害者家族会連合会の講演会 当事者・家族の為の神戸ビレッジ構想

2007年08月12日 15時19分41秒 | おーいブログ
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参議院選挙後、特に忙しくなりブログを書くことが出来なくてごめんなさい。
久しぶりに投稿をしますが、今日は私が役員をさせていただいています神戸市精神障害者家族会連合会の講演会の様子を報告します。

8月10日の14時から神戸市立総合福祉センターの会議室にて家族会の方々など関係者50名ほどの参加を得て「当事者と家族がいきいきと生きる為に」と題して、千葉県精神保健福祉機構の理事の上森得男氏の講演会を開催しました。

上森さんは、東京都立の高校の英語教師として38年間教鞭にたたれ、その後精神障がい者関係の翻訳などを続けながら福祉活動に従事されてこられました。
神奈川県厚木市家族会「フレッシュ厚木」理事で、2002年アメリカで講演をされたり、厚労省の「精神障がい者の地域支援のあり方についての検討会」に家族代表の委員として参加されたり、国内外で活躍されてこられた方です。

以下講演要旨
上森さんのご家族も統合失調症で大変苦労をされ(詳細省略)、ご兄弟、お父様、ご子息のことで悩み続けられました。
精神疾患は、家族を巻き込んでいくことが多い。社会全体から見てもかなりの損失につながるというのが実感。ご自分の半世紀にわたる体験をマイナスからプラスに変える気持ちを持ち続けるならば、より良い精神科医療・福祉を求める家族会活動・社会活動の中に生かしていけるのではないかと考えて、今日の活動を進めらられておられます。

家族会について、国内に1600ほどの大小の家族会がある。しかしどこの家族会も活動に行き詰まりがおきやすい状況にある。原因は、会員一人ひとりが抱える苦悩がなかなか解消されない事実が挙げられる。そのため閉塞感に襲われ、意気消沈し月例会に参加しなくなったり、あきらめて退会したりする人がでて活動が不活発になりがちです。(まさに、神家連がそうです!)

原因としては、
①当事者の病気がなかなか良くならない。少し良くなっても又、急に悪化することもある。つまり再発・再入院がおきやすいのがこの病気の特性。したがって不安や心配が長く続く。やがて本人も家族も高齢化する。

②病気を患うことで当事者と家族・社会との間に軋轢(あつれき)が生まれる。又当事者の持つ無力感も大きく、社会から脱落したという意識が生まれやすい。精神疾患に対する偏見も加わり、家族も孤立感を持つようになる。

③抗精神病薬の服用による身体への副作用も無視できない。本来の病気に上乗せされた第二の病気になやまされる例は少なくない。副作用の他の例として体重増があるが、具体的な対策としての医療情報は少ない。薬物治療の面で問題とされる多剤大量処方の傾向も続いている。わが国では、精神科病床が人口に比べて多すぎるため入院日数が世界一長い。こう言った重要な問題はまだ未解決の状況でないか。

④地域社会の中に精神障がい者のための社会資源が少ない上に国が財政的な理由から打ち出した政策が当事者のニーズにかけ離れたものになりつつある。市町村の体力(=財政状態)による格差の発生。

⑤日本の精神科医はかなりの悪条件下で働いている。過酷な労働条件、多数の患者、診療制度の不備。コメディカルのスタッフも同様。このことを家族会は忘れがちでないか。研究者への感謝と協力も惜しんではならないはず。

⑥上記のような諸問題は、各方面で議論されているが、目に見える実質的な改善がなかなか出来ていない為、家族会は混迷する。しかし反省として家族会が自らの本領を発揮していない面もある。悩みを乗り越えて家族の立場から問題を把握し、克服の道を探り「では、どうしたらよいのか」を積極的に提言すべきだ。病のない社会を求めるのでなく、病ときちんと向き合う社会こそが目指すべきものであるはずとお話をしてくださいました。

「ビレッジ神戸」構想案
上森氏よりアメリカの組織で多くの患者を回復させ自立と社会参加を促している「ビレッジ」と「プロジェクト・リターン」の活動を参考に「ビレッジ神戸」構想案のご提案がありました。
以下要旨

①「この病気は直らない、自分はだめな人間だ」などと誤って思い込んでいる当事者に「やり方次第で回復できる」と言う気持ちを持ってもらうための学習センターを設置。(本人が病識を持ち、希望を抱くことは、あらゆる改善の出発点)

②市内(県内)の精神科医・コメディカルが常駐(交代勤務)する医療センター併置する。

③市または区の保健福祉局の出先機関を併置する。(相談や生活支援のための事務手続きなどができるように)

④ハローワークの障害担当部署が出先機関を併置する。就労先開拓専任担当者を多数公募し配置する。

一箇所に集中させ地理的な便宜を図ると共に、当事者に密着して「回復をサポートする体制を確立するネットワーク」の基礎にする。最初は一箇所で出発し、徐々に増やしていく)

⑤財源:公的資金の拠出、家族からの寄付、企業の基金支援、市民・県民のカンパ。(参考:カリフォルニア州は高額所得者に障がい者支援の為の新規課税を断行した)
「ビレッジ神戸ブランド」の商品(特産品)の開発・生産(雇用の発生)

⑥学習センターを基盤としての当事者の自助・互助活動。「私はこうしてその問題を克服した」などの体験談を語り合うことには意義がある。引きこもっていた当事者を同様な経験を持つ当事者が訪問することで外出するようになる。交友関係を持たず孤立した当事者が多いが、つい感情を表しがちな家族から離れることも有益だ。ロサンゼルス地域ではこのような活動のリーダーには給与が支給されている。なお当事者と家族が一緒に活動する方式が効率的である。

と、まさに私たち神戸市精神障害者家族会連合会の悩みや目指すべき道をお示ししてくれたと感動しました。

又ご自身がお会いした精神科医の医師の流山市の開業医の話やそして、上森氏がアメリカのビレッジ(精神保健サービスを統合して提供する民間団体)をご子息と共に見学され帰国後、この重要性を報告も兼ねた全国講演をして来られました。
その「ビレッジ神戸」構想案をお聞きし、まだまだ未熟な神家連ですが、建物や設備だけでなく社会が受け入れていただける環境づくりを進めていくことが重要とも感じました。
又、イタリアの北部にあるトリエステ市は、世界でもっとも精神医療改革が成功した地域で、ここでは精神障がい者の人権を地域社会の中で保障する仕組みが市民の協力で作り上げられ維持されているそうで、神戸が日本のトリエステ市になってほしいともおっしゃっていただけました。「同じ船に乗り合わせたみんなが健康で楽しい人生を送れる」地域にしてくださいと又、住民が力をあわせない限り地域社会は変わりませんともお話をしてくださいました。

上森さん貴重なお話ありがとうございました


関連記事:自立支援医療費制度・障害者自立支援法、家族会ほか

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