もちろん本当は、「友の夏帽が新しい」「海に行かうか」なのだと思います。
たまたま、夏帽が「新しい海に行こうか」と言っているように読んでしまったので、ちょっと絵にしてみたのですが・・・、案外、作者自身もそういう誤読を想定していたりして・・・。
シュ-ルレアリストと言ってもいいような感じですよね、尾崎放哉って。
かの有名な
咳をしてもひとり
・・・は普通の日常生活をしている人の感じですけど、
蜥蜴の切れた尾がはねてゐる太陽
・・・は、シュールレアリストですよね。
と、言いつつ次の飯田蛇笏(ナチュラリストの普通人のはず)の句を見てみると
生き疲れただ寝る犬や夏の月
・・・いきなり「夏の月」というところが・・・、なんだかこれも「シュール」に見えてきました。
俳句って・・・・・