今朝のニッケイの小さな記事が目に留まりました。(↓抜粋です。)
障害者団体の定期刊行物に適用される低料金の郵便制度「心身障害者用低料第三種郵便物」の利用の八割以上が、実際にはダイレクトメールの送付などに悪用されたものだったと発表した。
一通当たり最低八円で定期刊行物を送ることができるが、一回の発行部数に占める有料の購読者の割合が八割以上などの条件がある。
郵便事業会社は同時に三千通以上の不審な差出があった場合は支社に報告し、特別調査を実施する社内ルールを作っていた。しかし、ルールが現場に浸透せず、問題を見逃していた。
ふ~ん。また「現場が怠けていたから」ということになるだけのような雰囲気ですね~。
まあ、わたしの知ったことではないんですけど、この調子だと相変わらず、現場を管理するのが仕事の人や、その人達に仕事をさせるのが仕事の管理職の人は誰も「自分の仕事の仕方が悪かった」とは考えないんだろうな~。
「ルールが現場に浸透せず」って、「現場に浸透しなかったルール君が悪い」とでも言いたそうです。やっぱり主語がどーにでもなる日本語の特徴に問題があるんでしょうか。
英語だったら、受動態で「ルールは浸透させられなかった」というかたちになって、「浸透させるはずだった人」の存在が感じられる・・・という風になるんじゃないかな?
上のニッケイの文章だと、ルール君が「現場に浸透しなかった」だけでなくて、「問題を見逃していた」のも彼だとでも・・・というのは冗談ですけど、「問題を見逃していた」という行為の主語は・・・・ないですよね。
///////付け足し(12月26日)//////
考えてみたら、この場合英語で「ルール」を主語にした受動態の文章というのは、すごく不自然そうです。やっぱり「誰々がルールを守らなかった」という風に、張本人が(当然のことながら)前面に出て来ますよね?
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( ところで、振り込め詐欺って、フランスや中国やイギリスにもあるのでしょうか?・・・・なぜフランスと中国とイギリスなのかというと、いちばんなさそうな国だと思えるリースト・スリーだからですが・・・。)