(ある神社の倉庫塀の“アート”模様)
地元の博物館が、街歩きイベントを開催するというので参加しました。
集合場所近くの神社まで来たら、ふと、アート風の壁面模様に目が行き、しばし見つめていました。
写真がそれですが、この“作品”が私を、3年前に107歳で亡くなった画家、篠田桃紅に誘いました。
彼女の作品は、私がかつて勤務していた会社のすぐそばの「菊池寛実記念 智(とも)美術館」にも展示されていただけに、よく目にしていました。自然体で書かれた彼女のエッセイも魅力的です。
手元に、『桃紅一〇五歳 好きなものと生きる』(世界文化社)が」あり、改めて開いてみたら、桃紅が好きだった李白の詩「一杯一杯また一杯 我酔いて眠らんと欲す。明朝意あらば琴を抱いて来たれ」を紹介されており、彼女は、自宅の玄関に「琴」の文字を書いた有田焼きの陶板を置いているとの「ことでした。