庭木師は見た!~ガーディナー&フォトグラファー~

庭木師が剪定中に見たあれこれ。

庭木師は見た!~ラブホテル~

2023-09-24 17:31:31 | 日記

         

 

「見ても食えぬは 描いた餅よ 焦(こがれ)て添えぬは 人の妻」

                                                                                    (岩波書店『図書』2013.8  ある外国の詩の訳)

 

 ある70代前半の庭木師の知人Sさんの奥さんは、フイリピン出身。年に最低1回はダンナを連れて帰国しているのだが、旅費だけでも結構かかり、介護の仕事の合間に今年からラブホテルのベッドメーキングを始めた。

 時給は、この地区の最低賃金ゾーンで、仕事はかなりハードだという。お客が次から次へと来てせかされるのだとか。「日本のみなさん、エッチが好きなのね」と彼女。 

 そのラブホテルには、解体業を本職としていたSさんご主人が若い頃、よく利用していたと以前聴いた事がある。

 

 

 

 

 


庭木師は見た~

2023-09-07 16:26:03 | 日記

          

「私はなんとしても東京に出たくて仕方がなかった…。北陸の一漁港町、魚津などは若い私には窒息しそうで…」

                            (『ファスナーの鬼』吉田忠雄著)

                  ※吉田忠雄氏は、ファスナー最大手・YKKの創業者です。

                     

 写真は東京の拙宅近くの、某有名和食店の駐車場です。都内の高級住宅街にあり、NHKの人気番組「ブラタモリ」の取材班が何年か前にこのお店に来て、休憩を兼ねて食事をしました。

 お店が休みのある日。店員が長いパイプの先に付けた剪定ハサミで、生け垣の上部をそろえているのを目にしました。

 近辺には、庭木を植えている住宅が多いのですが、なぜかどこも剪定がしっかりなされているとは言えない感じで、筆者などは気になって仕方ありません。

 同じ区に住む知人のSさんが、何年かぶりで庭木剪定を業者に依頼しました。群馬県から庭木師3人が来たそうで、1人当たりの時間当たりの料金は4千円だったとか。Sさん宅の隣の人は「安いところ見つけましたね…。私もそこに願いしようかしら」と、Sさんに言っていたとのことです。

 4千円には剪定した枝の処理費も入っているはずです。ちなみに、シルバーで働く筆者の1時間当たり賃金は1,350円です。  以上

 


庭木師は見た~コンビニ店員の指摘~

2023-09-06 09:07:07 | 日記

        

                                             (ある寺の銀杏)

「林麗というのは、どんな女だ。美人なのか」

「少し美人です」

「少しって、どのくらいだ」

「ほんの少しです」

 思想的なものは何もない平凡な女だった。

      (『軍旗はためく下に』結城昌治著)

 

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この夏は雨が極めて少なく、連日、強い太陽の光を浴びながら庭木剪定をやりました。

  仕事を終えたある夕方、コンビニに立ち寄りました。アイスコーヒーの代金を支払った際、レジで大学生風の男子店員に言われました。

 「お客さんの手首、腕時計の跡がキレイ…」と。

 そう言われて左手首に目をやると、なるほど日焼け跡の濃淡。「キレイ」という表現にややひっかかりましたが…。

 作業衣と手袋の間は、肌が露出しないよういつも手首カバーを付けています。枝や剪定ハサミで傷付けたり、かぶれたりする恐れがあるからです。

 このため手首周辺の肌は普段は隠れているのですが、もし手首カバーをしなければ、腕時計の下とその周辺の濃淡はよりはっきりし、もっと「キレイ」に見えたはずです。        以上