金沢ミステリ倶楽部

金沢ミステリ倶楽部の公式ブログ。

参加・見学してみたい方はメッセージを送ってね。

金沢ミステリ倶楽部1月例会

2016年01月05日 06時50分00秒 | 例会
1月16日(土)午後1月例会を金沢某所で開催します。

2015年に読んだベストミステリ、小説等について語り合います。

これは2015年に出版された本だけではなくて、
2015年1月1日~12月31日までに読んだ本から選びます。

ベストワンでも、ベストテンでもいいです。

映画やドラマのベストもOKです。

見学・飛び入り参加もOKですが、あらかじめ申込みをお願いします。
また、できたらベスト作品のタイトルと一言コメントを1月11日までに送って下さい。

初心者からマニアまでいますが、ミステリについて楽しく語り合いませんか。

若者へのおすすめミステリ

2016年01月04日 00時46分00秒 | おすすめミステリ
若者へのおすすめミステリとしては

まず、米澤穂信さんの古典部シリーズ。
高校生が主人公の日常の謎ミステリで、アニメにもなりました。


法月綸太郎さんの『密閉教室』。
高校が舞台の青春ミステリで、最初封印された教室のドアを開けると机がなくて死体があるという設定が魅力的です。しかも一章の文が短く、次々と読めます。


ドラマになるから有栖川有栖さんの角川ビーンズ文庫の臨床犯罪学者・火村英生の推理シリーズ。
ドラマの予告で薔薇を散らす探偵なんてすごいなぁ。


あ、『アルバトロスは羽ばたかない』(七河 迦南)。
でも前作も読む必要があるか。



(Kさん)

若者へのおすすめミステリ

2016年01月03日 00時18分00秒 | おすすめミステリ
「若い人」の年齢にもよると思いますが、自分の中学生時代に出合った作品は、
結構印象的で、その後ミステリに入り込んだ切っ掛けになりました。
「翻訳もの」は、ポケミスが高くて手が出せず、創元ミステリ文庫を買いましたが、なにか大人になった気分を味わえて密かに「ちょいわる体験中の気分」を満喫した記憶があります。

ということで、お勧めは「古典クラシック」ですね。

クイーン、クリスティ、そしてJ・D・カーものは外せないでしょう。大人になると、邦人作家モノに走ると思うので、中高生なら翻訳ものを体験してほしい。その後、見捨ててもいいけれど、一度は黄金期30年代~60年代の作品に触れてほしいですね。

クイーンは、『ロオマ劇場』『エジプト十字架』、クリスティならポアロもの。「ABC」「オリエント急行」。

カーなら、『死時計』『三つの棺』『九つの答』というところでしょうか。それからカーの「短編集」はいいですね。

ホームズものは原典ですが、ちょっと退屈かも。今の生活速度とはかけ離れているからね。

サスペンスものならば、クライブ・カッスラーのダーク・ピットシリーズや、ロバート・ラドラムが良いでしょう。

ハードボイルドならギャビン・ライアルです。『深夜プラス1』『もっとも危険なゲーム』『ちがった空』『本番台本』の4作は必須です。

別格におすすめが一冊。ルシアン・ネイハムの『シャドー81』です。手に汗握りますぞ。

この世界は、「大人の男」を理解できる超優良図書といえるでしょう。

青年諸君の奮闘を祈ります。(Hさん)

若者へのおすすめミステリ

2016年01月02日 00時15分00秒 | おすすめミステリ
さて、若者向けミステリを考えてみました。

●『十角館の殺人』綾辻行人
あのトリック、そして登場人物がみな有名なミステリ名で呼ばれているので、読み終わるうちに、ミステリに馴染んでいる効果も。


●『ポー短編集』
自分の読んだ短編集がアマゾンになかった。
黒猫(斧!)、アッシャー家(陰鬱さこれに極まれり)、黄金虫(謎解きもあるよ)、メールストロムの渦(自分はこれが一番すき)


●『江戸川乱歩傑作選』
このドロッとした苦痛と快楽の怪奇趣味も堪能したらよいでしょう。ポーもそうだけど世の中にはいろんな世界がある!


●『そして誰もいなくなった』
とりあえず読んでおいたらいいのではないでしょうか。
ミステリに触れない人でもこのタイトルは知っている! という本。


(Mさん)

若者へのおすすめミステリ

2016年01月01日 00時14分00秒 | おすすめミステリ
超幽霊会員のわたしも、少しおすすめさせてください。
やっぱり、若いころにこそ、『ドグラ・マグラ』とか『黒死館殺人事件』を読んで、クラクラとめまいのするような読書体験をしてほしい!
あのクラクラを最も感じられるのは、感受性豊かな若いころだと思うので。
わたしは、本格も読みますが、やっぱり変格が好きなのですが、それでいえば、



竹本健治の『匣の中の失楽』。
あれは、アンチミステリの傑作であると同時に、極めて良質な青春小説と言えるでしょう。
ちなみに、登場人物の1人、曳間了は金沢生まれという設定です。


ご参考になさってください!(Mさん)