川満慶 ギター 音楽教室

牛を呼ぶ!

即興演奏を生徒さんに教えようとしても、


ぶっちゃけ、上手くいかないことが多いです。


何を弾いていいか分かんない。

手当たり次第弾いてもめちゃくちゃで続かない。

何が楽しいか分かんない。

それが出来て何がどうなるか分かんない。

そもそも興味がない。 


などなど。


まー、こっちがそんな風に感じてるだけで直接そう言われてるわけでは無いですが、そんな風に見えます。


それでも何度も根気強く教えてたら、やっと楽しさが分かるようになってきて、即興出来るようになった生徒さんもおりますが、


教えた時に、すぐ出来ない生徒さんの顔を見るのは教える側も少し辛いものです。


そんな最中、こちらの動画を見つけました!

少女がアコーディオンを弾いてると牛が集まってくるんです!

すごい!



いやー、ほのぼのしてて可愛らしい動画ですね!(≧∀≦)


この演奏を聴いてると、


あれ?この子、ペンタトニックでアドリブしてない?って聞こえてきました。


ギターを手に取って確認すると、Gのキーでメジャーペンタトニックを弾いてます。


メロディー的な分析はペンタトニックで、リズム的な分析をしてみると、

大体2つのモチーフで、

続く時は、

たーーたたったー、たたたた

終わる時は、

たーーたたったー、たたたー


ってな感じでした。

メリーさんの羊やロンドン橋のようなリズミックモチーフですね。


そんなわけで、生徒さんにこの動画を見せながら、


メロディーとモチーフの展開の解説をしつつ、


これを弾きながら、


いつかギターで牛を呼べるようになってみよう!


と言うと、みんなキャッキャッ言って喜んで練習してました!


あー、即興演奏の解説には、

最初に理論とかモチーフとかの説明よりも、

このポップで可愛いらしい取っ掛かりが必要だったかも気付きました!


これなら簡単だし、いつか牛を呼べるようになるかもしれない、というオマケまでつきます!


ただ、残念なのは牛が周りにいないことです…


その場合は、ベランダの窓を開けてギターを弾いてたら、野良な猫や鳥などの動物が寄ってくるまで試してみよう!と生徒さんに持ち掛けると、


生徒さんも、

いつか僕がギターを弾いてたら肩に鳥が何匹も留まって雲から光が差してメシアみたいになるかもしれない!と意気揚々と練習してくれました!


一応、ギター的には、開放弦が使えるEとAとDのキーでのペンタトニックも教えて、



猫は低音が苦手らしいからEよりもAのキーがいいかもよ!とそれっぽいことも教えておきました!


鳥や猫、犬で好きなキーがあるかもしれないから、それを試してみて報告してみて!

と伝えると、今度犬を飼ってる友達のとこで確かめてくる!と楽しそうでした!(*゚∀゚*)



いやー、即興演奏の教え方にまた1つ、良い取っ掛かりが出来て良かったです!


ペンタトニックは様々な国の民謡などで使用されていて、


同じ音使いなのに、ケルトっぽかったり、中国ぽかったり、ブルースぽかったり、と様々な色合いを見せます。


その違いをつけているのは、リズムや歌わせて方で、

スライドとか多用させてシャッフルさせるとブルースになったり、


三連符を多用するとケルトぽくなったりするよ!

と話を発展させることも出来て、より音楽の仕組みや、世界中にある音楽の多種多様性も少し感じることが出来たと思います!


というわけで、1つの動画から色々勉強になりました!というお話でした!

それにしても牛ってアコーディオンが好きなんですかね?




皆さんも是非ギターが好きな動物がいるか、色々試してみて、もし見つかったら教えて下さいねー!(((o(*゚▽゚*)o)))


もし熊がギター好きと判明したら、

山登りする人はみんなギターを持っていくかもしれないですね!

熊が襲いかかってきたら、死んだフリではなく、


ギターを弾くと踊ってくれる!とかそんなんあったら面白いですね!(≧∀≦)!
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