ワイルドビルマオオアタマガメ

さて、いよいよ今回のオオアタマネタ連載の最後と行きたいと思います。
飼育個体はまだ、何個体かいますが今回、登場して頂くのは、我が家の衣装ケース飼育組であるワイルドオオアタマ個体を紹介します。
まずは、我が家での飼育個体の最大サイズの覇王。

この画像では、あんまり大きくは見えないかも知れませんが、まずは頭の巨頭率に注目して欲しいと思います。


おにぎり位の大きさであります。（＾－＾）

この個体の凄い所は、甲長２１ｃｍもあるのにもかかわらず、キズが無い完品なんですよね。オオアタマ特有の薄っぺらい体形もしていて、実物を見た時は皆さんが知っているオオアタマのイメージがぶっ飛ぶこと間違いないと思います。

また、♂個体なので太く長い尾をもっている為、頭の巨頭とあいまって頭から、尾先までのサイズは５０ｃｍを優に超えワニガメやカミツキガメに負けない迫力と危ないオーラをもっています。また、化粧っけはまるで無く地味な体色でありながらその存在感は圧倒的で、大型個体の魅力は発色など全く関係無いかの様に思えてしまい、それだけ別物の貫禄があると思います。まさにモンスターと呼んでもイイと思っています。

次に一部もオオアタママニアさん達に気に入って頂いてる、覇王と同じロカルティーのビルマオオアタマガメのラオウ。

サイズは覇王には及びませんが、１７．５ｃｍの♂になります。
なぜ？この個体が一部のマニアさんのハートを掴んだかというと、それは大型個体の威喝さをもっていながら、鮮やかさも持った個体だからだと思います。

頭が筋肉ではありませんがモリってしているのもカッコイイと思いますが、やはり私的にはオオアタマの薄さはたまらなく魅力的であります。この薄さが嫌いな方もいらっしゃると思いますが、オオアタマは薄っぺらいタイプとカッシリした分厚いイシガメやアカミミの様なタイプがいますので好みによるものですけどね。（＾－＾）

近くで見ると頬に発色が見られ、今回の画像には写っていませんが喉元には鮮やかなピンクのスポットが出ています。
腹甲こそ模様はありませんが、背甲には鮮やかな模様が出ていて、それがまた魅力の一つだと思います。

だいぶ飼い込んできてサイズこそは変化が無いと思われますが、背甲の発色は最近かなり上がって来てると思います。
この個体を直接見られた方もいらっしゃると思いますが、その頃より一皮むけて鮮やかになっていますね。（＾－＾）
まるでシウイを思わせるような感じでまた、そこがこの個体の良さではないかと思います。

最後に、今回サイテスⅠに昇格してしまい、購入が出来なくなってしまいました。現存の飼育個体の個体登録等、色々な問題が沢山あると思います。
各ショップ等の対応は出来ていないのが現状では在りますが、何軒かのショップさんとの話では今月等から徐々に環境庁からの動きがあるかとの予想です。３月現では問い合わせしても、まったく対応されて居なかったのが現状でありまして、サイテス昇格の決定から９０日の猶予がありますので、そろそろ動きが出てくると予想されます。なので、オオアタマ飼育者の皆さんにの声が大きな力になる思われます。購入したショップに問い合わせしてみるとか、（変に因縁つけたりするのはよく無いですよ！）環境庁に問い合わせしてみるとか、ここ一つのプッシュが必要だと考えています。
クモノスやロリスと同じパターンではないかと言われて居ますが、あくまでも、では無いか・・・という事だと思います。
現時点で考えられている事として、６月１３日以前に購入したという証明が出来る物があれば可能性があると言われていますので、レシートやら販売証明書など一度探してみて欲しいと思います。また、大型店などは販売データー等残っているところも沢山あると思いますので、問い合わせてみるのも手だと思います。ちなみに私は殆どの個体の証明出来るものを保管していますので、今後の動向を見守って行きたいと思います。今回、私が書いた事はあくまでも可能性の話であって、密輸が主体のこの種が輸入証明などで厳しいのは現状でありますが、でも全く希望が無い訳では無いのでオオアタマ飼育者の皆さん、希望の光が見えますよ！？的な事です。
皆さんの動きが大きな変化を生みだす可能性を秘めていると思いますので、一緒に動きましょう！！（＾－＾）
また、何か他の情報等、お持ちの方があればどしどし連絡して頂きたいと思います。

亀仙人