室町幕府迷宮案内

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面接官は裁判官よりも人を見る目がない人がほとんど

2010-03-09 17:26:06 | 日記
 就職研修業界(就活業界)は、本来のメラビアンの法則から遠くかけ離れた主張を
展開しているということは前述した通りである。
(読んだことがない人は、この日記の最終段落を参照。)

 さらには、就職の面接官は嘘を瞬時に見抜くなどという現実離れした主張まで始めている。
たかが数十年採用活動の仕事をしたといって、他人の嘘を瞬時に見抜くなど
ほぼ不可能である。
もしも、そんなことができるなら、故意に有罪判決を出そうとしている裁判官以外は
誤判をする裁判官などいない。

 他人の考えていることなど、神様か仏様でなければ、わからないであろう。
人間である面接官には、わかるはずもない。
まだ、神主さんやお坊さんの方が、他人の心の動きを理解できるだろう。

(補足:メラビアンの法則の虚実)
 「なぜ働くか」という問いは、「ひょうたんでどじょうを捕まえる方法を答えよ」という問いとイコールである。にもかかわらず、第一印象を良くして生活費のためだと答えたり、家族の笑顔のためだと答えたりする者が後を絶たない。就職の面接本を読んでいる時間を臨済宗の入門書の読解に充てるべきである。

 上記の見解に対して、メラビアンの法則によれば、見掛け(外見)の情報のみで全印象の93パーセントが形成されるという反論があるかも知れない。
 しかし、メラビアン博士(この人は就職業界では有名人だというのに、心理学界ではあまり有名ではない)の行った実験は「Maybe(たぶん)」という英単語1つだけを様々な表情・しぐさ(写真のみ)・声質(録音した音声のみ)で相手に伝えた時の相手に与えた印象の結果などについて調べただけにすぎない。
 しかも、心理学について書かれた分厚い辞典を調べてもメラビアンの法則という項目は存在しない。心理学の世界ではその程度の扱いの法則が就職業界を牛耳っているのである。
コメント
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