たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★豊川稲荷分霊社の覆い屋

2021年04月28日 | 四季折々 寺事折々
――――――――――――――――――――

「5月9日(日・母の日)山門大施食会のご案内」は、こちら

――――――――――――――――――――




現在、原3飛び地に祀っている豊川稲荷分霊社は、
元々は夏目坂通りに面した通用口の傍らにありました。


遷座前(夏目坂通り通用口の傍)



平成21(2009)年秋に新しい社にあらため
三界萬霊塔(観音菩薩石像)と共に遷座法要を修しました。
以来、現在の場所に落ち着いて11年半が経過しました。

当時の様子は、こちらから振り返ることができます。

★稲荷社の移設その4(新しい社)

★稲荷社の移設その5(遷座点眼法要)

★豊川稲荷・三界萬霊塔 整備

 
遷座時の新社(平成21年)



12年前は鏡のように光っていた銅屋根はすぐにくすみ、
社屋(本体)も風雪にさらされて、ずいぶんと貫禄が出てきました。








銅のサビは緑青色のイメージがありますが、その前に赤褐色を経ます。
写真では見づらいですが、現在の社屋根は赤褐色という段階です。
銅のサビは皮膜として作用し、逆に強くなるとのことで磨きません。

しかし今後もいまのまま風雨にさらされると
社屋は腐食していってしまう恐れがあることから、
社屋を守る「覆い屋」をもうけることにしました。




3月お彼岸明け。
大工さんたちとお参りをして作業が始まりました。
幟(のぼり)の支柱は、社の両横と裏面の三面にありましたが、
覆い屋を作ると裏面の幟が見えなくなるため、配置を変えて新調しています。




現場での作業が中心のようです。




3月のうちに柱と屋根まで組み上がりました。
横板は付いていないので通気は良いです。




4月に入ってすぐ、横板がはまりました。
通気・採光・メンテナンスのため、後面の横板は一部抜けています。




4月中旬、銅板の屋根ができあがりました。




いまは輝いていますが…すぐにくすむことでしょう。


今回の覆い屋設置に当たっていただいた大工さんから、
社屋前の「鈴」と紅白の「鈴緒(すずのお)」を寄贈いただきました。
ありがとうございます。

※工事は終了しましたが、作業工具・材木はまだおいてありますので、
 お参りの際は、足下にご留意いただきますように。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★自分のコトも、みんなのコト... | トップ | ★おんなじ空の下で坐るには »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

四季折々 寺事折々」カテゴリの最新記事