たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★生きているうちに戒名を。檀信徒得度式・涅槃法要

2016年03月04日 | 行事報告
大龍寺では、今日の日本で多く見られるようなご自身が亡くなってからの授戒ではなく、
生きているうちに仏教徒としての名前「お戒名」を受けていただくことを勧めています。

自分で自分のお戒名を自覚的に受け取って、その後の人生の一つの指針として欲しいからです。

そのため「お戒名が欲しければ無条件で」というわけにも参りませんので、
まずは、以下の行事にてご修行をしていただくことにしております。

  4月に開催される大本山永平寺(福井県)の授戒会7日間か、
  10月に開催される大本山永平寺東京別院長谷寺の法脈会3日間に参加する。

  この際には、永平寺貫首である禅師様から戒法・戒名を授かります。


  そして翌年の2月に行われる大龍寺での檀信徒得度式において改めて、
  当山の住職から戒法・戒名を授かり、そして戒名を記した絡子(ラクス)も受けられます。


上記を以て、「当山檀信徒として生前のお戒名をお受けになった方」とさせていただいております。





平成28年2月7日に、当山檀信徒得度式・涅槃会法要をお勤めしました。
この度、仏縁が整い檀信徒得度式を勤められる方「新戒さん」は3名でした。





これまでに戒名を受けられた方も、新戒さんを見守り、儀式に参加しています。





血脈(ケチミャク)には、お釈迦さまから歴々代々、
御教えが受け嗣がれてきたことを示す系譜が記されています。





お一人様ごとに安名・血脈・絡子を差し上げました。











そして引き続き、お釈迦さまのご命日を記する「涅槃会」をお勤めしました。





お釈迦さまの御遺言、最後の御教えである「佛遺教経」をお唱えしました。







ご法要の後、3人の新戒さんを囲んでお祝いのお膳で、おめでとうございます。
これからの人生をお戒名と共に歩んでいっていただければと思っています。

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