たつのこ半畳記 350

坐禅会情報・四季折々の様子を伝えるときどき日記。
令和3年に開創360年を迎えている起雲山大龍寺のブログです。

★観音様は足早に。

2014年01月12日 | おしらせ
大龍寺では、平成23年の開創350周年に合わせて、
書院の建立・境内地の整備を完了いたしております。
全ての事業が、おおむね滞りなく修めることができたのも、
檀信徒皆さま、近隣・ご縁の皆さまのお力添えでした。




ただ、ひとつだけ達成していない事が残されていました。
それは、書院1階ふらっとホールに観音様をお迎えするということです。

これは檀信徒さまの話し合いの中で上げられた声で、
従来からのご寄付ご奉納とは別の方策として
日頃からしていただいている「お賽銭」を積み立てることで
観音様お迎えの為の資金にしようということになりました。




けれども、従来からの「お賽銭」という仕組みにおいては、
誰がご奉納をしてくれたのかということまでは全くわかりません。

「このお賽銭は、観音様のお迎え資金になります」と呼びかけをしているのに、
積み立てられたご浄財を前にして、奉納者の名前も金額も全くわからずじまいです。
もちろん、名前も金額もわからなくたって、
お賽銭の有り難さが損なわれることはないのではありますが…。




そこで大龍寺オリジナルで製作したのが、この「浄財袋」です。



これなら、どんな人が、おいくらご奉納して下さったのか
後から確認したとしても、一目瞭然です。
この封筒でご奉納をして下さった方のお名前は別途記録し、
観音様お迎えの曉には、その傍に保管し供養の資とする計画です。










こちらは「浄財袋」に採用した観音様のイメージ図です。
台座・光背を含めておよそ1メートル44センチにもなります。












仏具店さんに依頼をした時には、別件との兼ね合いもあって
平成27年末から28年頃のお迎えという話でありましたが、
今回、年賀のご挨拶を頂戴した際のお話によると、
今年の春から制作に取り掛かり、歳末には完成のするというお話を受けました。

完成が早まるのは有り難いことですが、
お賽銭の積み立てが間に合うのか、それは大きな問題のひとつです…。


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2 コメント

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失礼いたします。 (tenjin95)
2014-01-13 00:26:08
> 管理人様

功徳というのは、こちらの準備が調う前に来るものだということでしょうね。
返信する
コメント有り難うございます。 (たつのこ)
2014-01-13 10:09:34
tenjin95さま
コメント有り難うございます。
功徳・ご加護というものは、交換条件で頂く(受ける)物ではないと思いますので、おっしゃる通りですね。菩提心を起こさせるために誘引させることは、まさに功徳。
tenjin95さまのお言葉で、今回のお迎え前倒しという状況は、「後日を待ちて行道せんと思うことなかれ」というお示しなのかも知れないと感じた所です。
重ね重ね有り難うございます。
返信する

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